『第96回アカデミー賞』の受賞結果が、日本時間の3月11日(月)に発表された。
作品賞、監督賞をはじめ最多となる7部門を受賞したのは、3月29日(金)に日本公開が決定しているクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』。「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯が描かれ、オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーは初の主演男優賞、ルイス・ストローズ役で出演したロバート・ダウニー・Jr.も初となる助演男優賞に輝いた。
作品賞の対抗馬として注目されていた『哀れなるものたち』からは、出演のエマ・ストーンが主演女優賞を受賞。2017年の『ラ・ラ・ランド』に続き2度目の受賞となった。
日本からは、宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞。2003年の『千と千尋の神隠し』以来2度目の受賞となった。
また、山崎貴監督作『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞した。これは、日本映画はもちろん、アジア映画にとって初の快挙となる。
第96回アカデミー賞 受賞作およびノミネート作まとめ
作品賞
「オッペンハイマー」(受賞)
「American Fiction(原題)」
「落下の解剖学」
「バービー」
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「パスト ライブス/再会」
「哀れなるものたち」
「関心領域」
主演男優賞
キリアン・マーフィー「オッペンハイマー」(受賞)
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
コールマン・ドミンゴ「ラスティン:ワシントンの『あの日』を作った男」
ポール・ジアマッティ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
ジェフリー・ライト「American Fiction」
主演女優賞
エマ・ストーン「哀れなるものたち」(受賞)
リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ザンドラ・ヒュラー「落下の解剖学」
キャリー・マリガン「マエストロ:その音楽と愛と」
アネット・ベニング「ナイアド ~その決意は海を越える~」
助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」(受賞)
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ライアン・ゴズリング「バービー」
マーク・ラファロ「哀れなるものたち」
スターリング・K・ブラウン「American Fiction」
助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディThe Holdovers」(受賞)
エミリー・ブラント「オッペンハイマー」
ダニエル・ブルックス「カラーパープル」
ジョディ・フォスター「ナイアド ~その決意は海を越える~」
アメリカ・フェレーラ「バービー」
監督賞
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」(受賞)
ジョナサン・グレイザー「関心領域」
ヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち」
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ジュスティーヌ・トリエ「落下の解剖学」
脚本賞
アルチュール・アラリ、ジュスティーヌ・トリエ「落下の解剖学」(受賞)
サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク「May December(原題)」
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー「マエストロ:その音楽と愛と」
デヴィッド・ヘミングソン「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
セリーヌ・ソン「パスト ライブス/再会」
脚色賞
コード・ジェファーソン「American Fiction」(受賞)
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック「バービー」
トニー・マクナマラ「哀れなるものたち」
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」
ジョナサン・グレイザー「関心領域」
国際長編映画賞
「関心領域」(イギリス)(受賞)
「PERFECT DAYS」(日本)
「雪山の絆」(スペイン)
「The Teachers’ Lounge(英題)」(ドイツ)
「Io capitano(原題)」(イタリア)
撮影賞
ホイテ・ヴァン・ホイテマ「オッペンハイマー」(受賞)
エドワード・ラックマン「伯爵」
マシュー・リバティーク「マエストロ:その音楽と愛と」
ロドリゴ・プリエト「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ロビー・ライアン「哀れなるものたち」
編集賞
「オッペンハイマー」(受賞)
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「哀れなるものたち」
「落下の解剖学」
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
美術賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「バービー」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「オッペンハイマー」
「ナポレオン」
衣装デザイン賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「バービー」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「オッペンハイマー」
「ナポレオン」
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「Golda(原題)」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「オッペンハイマー」
「雪山の絆」
視覚効果賞
「ゴジラ-1.0」(受賞)
「ザ・クリエイター/創造者」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「ナポレオン」
音響賞
「関心領域」(受賞)
「マエストロ:その音楽と愛と」
「オッペンハイマー」
「ザ・クリエイター/創造者」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン「オッペンハイマー」(受賞)
ローラ・カープマン「American Fiction」
ロビー・ロバートソン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ジョン・ウィリアムズ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
イェルスキン・フェンドリックス「哀れなるものたち」
歌曲賞
「I’m Just Ken」(「バービー」)(受賞)
「It Never Went Away」(「ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー」)
「What Was I Made For?」(「バービー」)
「The Fire Inside」(「フレーミングホット!チートス物語」)
「Wahzhazhe (A Song for My People)」(「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」)
長編アニメーション賞
「君たちはどう生きるか」(受賞)
「マイ・エレメント」
「ニモーナ」
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
「ロボット・ドリームズ」
短編アニメーション賞
「WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko(原題)」(受賞)
「Letter to a Pig」
「Pachyderme(原題)」
「Ninety-Five Senses(原題)」
「Our Uniform(原題)」
長編ドキュメンタリー賞
「20 Days in Mariupol(原題)」(受賞)
「The Eternal Memory(英題)」
「Bobi Wine: The People’s President(原題)」
「Four Daughters(英題)」
「To Kill a Tiger(原題)」
短編ドキュメンタリー賞
「The Last Repair Shop(原題)」(受賞)
「The ABCs of Book Banning(原題)」
「Nai Nai & Wài Pó(原題)」
「The Barber of Little Rock(原題)」
「Island in Between(原題)」
短編実写映画賞
「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」(受賞)
「彼方に」
「Knight of Fortune(原題)」
「Invincible(原題)」
「Red, White and Blue(原題)」
作品賞
「オッペンハイマー」(受賞)
「American Fiction(原題)」
「落下の解剖学」
「バービー」
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「パスト ライブス/再会」
「哀れなるものたち」
「関心領域」
主演男優賞
キリアン・マーフィー「オッペンハイマー」(受賞)
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
コールマン・ドミンゴ「ラスティン:ワシントンの『あの日』を作った男」
ポール・ジアマッティ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
ジェフリー・ライト「American Fiction」
主演女優賞
エマ・ストーン「哀れなるものたち」(受賞)
リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ザンドラ・ヒュラー「落下の解剖学」
キャリー・マリガン「マエストロ:その音楽と愛と」
アネット・ベニング「ナイアド ~その決意は海を越える~」
助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」(受賞)
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ライアン・ゴズリング「バービー」
マーク・ラファロ「哀れなるものたち」
スターリング・K・ブラウン「American Fiction」
助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディThe Holdovers」(受賞)
エミリー・ブラント「オッペンハイマー」
ダニエル・ブルックス「カラーパープル」
ジョディ・フォスター「ナイアド ~その決意は海を越える~」
アメリカ・フェレーラ「バービー」
監督賞
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」(受賞)
ジョナサン・グレイザー「関心領域」
ヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち」
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ジュスティーヌ・トリエ「落下の解剖学」
脚本賞
アルチュール・アラリ、ジュスティーヌ・トリエ「落下の解剖学」(受賞)
サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク「May December(原題)」
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー「マエストロ:その音楽と愛と」
デヴィッド・ヘミングソン「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
セリーヌ・ソン「パスト ライブス/再会」
脚色賞
コード・ジェファーソン「American Fiction」(受賞)
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック「バービー」
トニー・マクナマラ「哀れなるものたち」
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」
ジョナサン・グレイザー「関心領域」
国際長編映画賞
「関心領域」(イギリス)(受賞)
「PERFECT DAYS」(日本)
「雪山の絆」(スペイン)
「The Teachers’ Lounge(英題)」(ドイツ)
「Io capitano(原題)」(イタリア)
撮影賞
ホイテ・ヴァン・ホイテマ「オッペンハイマー」(受賞)
エドワード・ラックマン「伯爵」
マシュー・リバティーク「マエストロ:その音楽と愛と」
ロドリゴ・プリエト「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ロビー・ライアン「哀れなるものたち」
編集賞
「オッペンハイマー」(受賞)
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「哀れなるものたち」
「落下の解剖学」
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
美術賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「バービー」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「オッペンハイマー」
「ナポレオン」
衣装デザイン賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「バービー」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「オッペンハイマー」
「ナポレオン」
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「哀れなるものたち」(受賞)
「Golda(原題)」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「オッペンハイマー」
「雪山の絆」
視覚効果賞
「ゴジラ-1.0」(受賞)
「ザ・クリエイター/創造者」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「ナポレオン」
音響賞
「関心領域」(受賞)
「マエストロ:その音楽と愛と」
「オッペンハイマー」
「ザ・クリエイター/創造者」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン「オッペンハイマー」(受賞)
ローラ・カープマン「American Fiction」
ロビー・ロバートソン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ジョン・ウィリアムズ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
イェルスキン・フェンドリックス「哀れなるものたち」
歌曲賞
「I’m Just Ken」(「バービー」)(受賞)
「It Never Went Away」(「ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー」)
「What Was I Made For?」(「バービー」)
「The Fire Inside」(「フレーミングホット!チートス物語」)
「Wahzhazhe (A Song for My People)」(「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」)
長編アニメーション賞
「君たちはどう生きるか」(受賞)
「マイ・エレメント」
「ニモーナ」
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
「ロボット・ドリームズ」
短編アニメーション賞
「WAR IS OVER! Inspired by the Music of John and Yoko(原題)」(受賞)
「Letter to a Pig」
「Pachyderme(原題)」
「Ninety-Five Senses(原題)」
「Our Uniform(原題)」
長編ドキュメンタリー賞
「20 Days in Mariupol(原題)」(受賞)
「The Eternal Memory(英題)」
「Bobi Wine: The People’s President(原題)」
「Four Daughters(英題)」
「To Kill a Tiger(原題)」
短編ドキュメンタリー賞
「The Last Repair Shop(原題)」(受賞)
「The ABCs of Book Banning(原題)」
「Nai Nai & Wài Pó(原題)」
「The Barber of Little Rock(原題)」
「Island in Between(原題)」
短編実写映画賞
「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」(受賞)
「彼方に」
「Knight of Fortune(原題)」
「Invincible(原題)」
「Red, White and Blue(原題)」