スペイン映画『ミツバチと私』(英題:20,000 Species of Bees)が、2024年1月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開される。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真も解禁された。
同作は、約500人の中からオーディションで選ばれた新人俳優のソフィア・オテロが、史上最年少の8歳にして第73回ベルリン国際映画祭の最優秀主演俳優賞を受賞した話題作。性自認に悩む主人公を本人だけでなく母、祖母ら3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿が描かれている。
監督を務めたのは、短編作品を多く手がけ、第75回カンヌ国際映画祭の監督週間での作品上映実績を持つエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。長編デビュー作となった同作では、ベルリン国際映画祭でギルド賞も受賞し、第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど、世界各国から注目を集めた。
同作は、10月23日(月)から開催される第36回東京国際映画祭で一足早く公開され、会期中にはエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督の来日も予定されている。
『ミツバチと私』
監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン 撮影:ジナ・フェレル・ガルシア 美術:イザスクン・ウルキホ 編集:ラウル・バレラス
出演:ソフィア・オテロ パトリシア・ロペス・アルナイス アネ・ガバライン
2023年/スペイン/128分/1:1.85/スペイン語・バスク語・フランス語/英題:20,000 SPECIES OF BEES/カラー/5.1ch/字幕:大塚美左恵
配給:アンプラグド 後援:駐日スペイン大使館 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
【STORY】夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた家族。8歳のアイトールは、自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの悩み、心を閉ざしていた。母はそんなアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っている。ある日、叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然と触れ合うことで心をほどき、多様性を受け入れ、ありのままで生きていきたいという思いを強くしていく――。