グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
5月8日は、イラストレーター / デザイナー / 音楽家 / ポッドキャスターのeryさんからの紹介で、「流しのビリヤニ」の奈良岳さんが登場。ビリヤニを提供するようになったきっかけや、販売中の冷凍ビリヤニの魅力などについて伺いました。
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幼稚園の頃から好きな食べ物はビリヤニだった
Celeina(MC):奈良さんは、流しのスタイルでさまざまなお店やイベントでビリヤニを提供し、その美味しさを広めていらっしゃいます。
タカノ(MC):まずビリヤニとは何かから教えていただいてもよろしいでしょうか。
奈良:ビリヤニは、主にインドやパキスタンで食べられている、スパイスの炊き込みご飯です。バスマティライスという、細長い形の長粒米を使います。日本の味噌汁にも色々な味があるように、インドとパキスタンの中でも場所によって味も炊き方も違うので、一概にこういうもの、と言うのは難しいんですけどね。
タカノ:黄色いイメージがありますね。
奈良:黄色だったり、白いものもあれば茶色いものもあって、本当に色々ですね。
Celeina:なるほど。米とお肉を使って作るんですか?
奈良:お肉の場合もありますし、シーフードや野菜だけで作るものもあります。
タカノ:ちなみに奈良さんがビリヤニに興味を持ったのは、どういうきっかけだったんですか?
奈良:うちの叔母のパートナーがパキスタン人だったんですが、たまにそのパートナーが家にカレーとかビリヤニを作りに来たりしていて。それもあるのか、幼稚園の頃から好きな食べ物がビリヤニだったんです。家ではスパイスカレーが当たり前だったので、逆に「給食みたいなカレーを作ってよ」と母親におねだりするくらいでした。色々作ってもらった中でも、ビリヤニが1番大好きだったんですよね。
タカノ:幼少期の頃から本格的なビリヤニに触れていたんですね。
Celeina:ビリヤニをご自身で作るようになったのはいつごろからですか?
奈良:そもそもそこまで料理はしなかったんですけど、実家を出て自分で料理するようになって、そういえば昔ビリヤニがすごく好きだったな、と思い出したんです。好きなものを自分で作りたいなと思って、自分で研究したりとか、叔母から教わったりして作り始めたのが最初のきっかけですね。
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日本橋と静岡に実店舗「ビリヤニ炊爨室」をオープン
Celeina:自分のために料理を作るのと、お客様に出すのはまた別じゃないですか。そこの一歩踏み出したのは何かきっかけがあったんですか?
奈良:もともと建築系の仕事をしていて、三軒茶屋の一軒家をリノベーションして、建築の仲間と一緒に住んでいたんです。日夜問わず色々な人が家に遊びに来ていたんですが、ビリヤニ作りの研究をしていると一気にいっぱい炊けてしまうので、来る人来る人にタダでビリヤニを振舞っていたんです。そうしたら、「これ美味しいからうちの店で出してよ」みたいなお声掛けをいただいて、恐らく2017年あたりに初めてお店でビリヤニを提供しました。
そこに来てくれたお客さんから、「美味しいからうちの店でも」とまたお声がけいただいて、そういうご縁が本当に数珠繋ぎのように繋がっていったんです。最初は月に1回出すところから、いつの間にか週に1回くらいのペースになっていきました。
タカノ:「流し」というスタイルは、自然とそうなっていったという感じなんですね。
奈良:自然とそうなっていきました。最初の頃は自分で出たいと言わずにお声掛けいただくことの方が多くて、そのおかげかすごく広まっていきました。
タカノ:お店を構えることを考えることはなかったんですか?
奈良:とあるきっかけがあって、せっかくだから自分で店を持とうということになったんです。その時にご縁があった日本橋の物件で、2022年に「流しのビリヤニ」の拠点としてのお店を作りました。
Celeina:しかもそれが広がって、静岡にもお店があると。
奈良:そうなんです。今年の1月、静岡に「cosa」という商業施設ができたんですけど、そちらのフードホールにお声掛けいただいて、出店することになりました。
タカノ:お店の名前を伺ってもいいですか?
奈良:「ビリヤニ炊爨室(すいさんしつ)」と言います。飯盒炊爨の「炊爨」ですね。「炊」も「爨」も炊くという意味があるらしくて、「ビリヤニをたくさん炊きまくる場所」という意味で名前をつけました。
タカノ:営業時間はどのようになっていますか?
奈良:日本橋の方は、大体週に3日くらい、お昼だけ営業しています。不定期で営業しているので、Instagramをチェックしてもらえるとありがたいです。静岡の方は基本的に毎日、昼から夜まで営業しています。