グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
1月10日はフォトグラファーの大辻隆広さんからのご紹介で、日本デザイン株式会社代表、「ナカメエリアマネジメント」プロデューサーの大塚剛さんが登場。中目黒を盛り上げたいという思いから生まれた活動や街の魅力、仕事におけるアイデアの源泉などについて伺いました。
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中目黒をもっと居心地の良い街にするために生まれた「ナカメエリアマネジメント」
Celeina(MC):まずは「ナカメエリアマネジメント」について教えてください。そもそもどういった組織なんでしょうか?
大塚:中目黒をもっと居心地の良い街にするために生まれた街づくり会社ですかね。
Celeina:立ち上げにも関わられているとのことですが、どのようなきっかけで組織が出来たんですか?
大塚:僕は15年ぐらい中目黒に住んでいるんですが、元々無料の映画祭をやったり、アパレル店を集めたイベント『中目黒ブロックパーティー』を開催していたりしていたんです。そこで偶然行政の人たちと知り合って、「街で活動している人たちとの接点が全然ないから、携わってほしい」と言われたのが最初のきっかけでした。
タカノ(MC):中目黒をより良くしていくための活動ですよね。
Celeina:私は中目黒の新しいお店や最近の雰囲気しか知らなくて。もちろん歴史的なお店もあると思うんですが、最近のものと伝統的なものの割合はどんな感じなんですか?
大塚:昔からのお店は沢山あるんですが、中目黒は地価も高いこともあってどうしても回転が早いんです。残っていく人はずっと残っているけれど、続かないと1年くらいでいなくなってしまいます。だからこそ、面白い人たちが来た時に、ずっと居続けられる街に出来たらいいなと考えていますね。
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街の総合案内所のような「中目黒タウンセンター」を開設
タカノ:大塚さんは、2022年から中目黒蔦屋書店の中に新しいお店を作られたとお聞きしています。
大塚:街づくりの延長線上として、蔦屋さんから「中目黒に根付いた取り組みをやりたい」という相談を受けたんです。中目黒蔦屋書店って駅の目の前にあって、中目黒の玄関口みたいな場所なので、街の特産品やお店を紹介する総合案内所のようなスペースを作っています。なので、お店と言うよりは、蔦屋さんのコーナーを一緒に作っているようなイメージです。
Celeina:その場所が「中目黒タウンセンター」なんですね。
タカノ:大塚さんは企画も0から考えていらっしゃる?
大塚:そうですね。
タカノ:アイデアはどこから生まれてくるんですか?
大塚:うちの会社は制作会社なんですが、今はプロデュースやブランディングをやっているので、そこで培ったノウハウを活かしているのかなと思います。ただ相談を受けた時に、こういうことが出来るんじゃないかとか、こういう人がいるんじゃないかみたいな、組み合わせは重視しています。
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下町らしい距離感が中目黒の魅力
Celeina:マッチメイキングの様ですよね。大塚さんは中目黒が好きでそういった活動を続けているんですか? それとも街を活性化させることに興味があって、他の場所でもやりたいんですかね?
大塚:最初は、自分がいる街を盛り上げて、そのノウハウを他で活かすことも考えていたんです。でも今は自分が住んでいる中目黒が好きだし、そこを良くしていきたい気持ちが一番です。
Celeina:愛に勝るものはないんですね。
タカノ:良いキーワードです。昨日の大辻さんからは「中目黒の隠れ番長」とご紹介がありましたが、大塚さんが思う中目黒の魅力を教えてください。
大塚:中目黒は外から見るとお洒落だったり、新しいイメージがあったりすると思うんです。でも実際はかなり下町で、東京でも結構田舎だと思っていて。その下町特有の距離感が、居心地がいいなと思います。
タカノ:僕はたまに訪れるくらいだったので、お洒落なイメージが先行していましたが、フォーカスをしてみると暖かみのある街だという発見がありました。さて、ここで1曲お送りしようと思います。大塚さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。選曲理由から教えてください。
大塚:昔DJをやっている時に、先輩から紹介してもらったアルバムの1曲なんですが、とにかく良くて。気づいたらこの1枚だけは一緒に着いてきていたので、特に聴いて欲しい曲を選びました。The Avalanchesで”Since I Left You”。