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心温まるリーガルドラマ『法廷のドラゴン』の最後の痛快な一手

2025.3.7

#MOVIE

©「法廷のドラゴン」製作委員会
©「法廷のドラゴン」製作委員会

将棋とリーガルドラマを組み合わせる意外性で話題となったドラマ『法廷のドラゴン』(テレ東系)。主演の上白石萌音と高杉真宙によるバディの魅力だけでなく、各話で描かれる事件の多彩さや、それぞれを将棋になぞらえて解決するアプローチの新しさもあり、ドラマ好きの視聴者を魅了し続けている。

そんな本作の第1話~第5話についてレビューした記事に続いて、本作の真骨頂とも言える完成度だった第6話と、本作における重要なキーパーソンである、白石麻衣演じる駒木兎羽と竜美の対峙を描いた、最終話への布石となった第7話を、ドラマ・映画とジャンルを横断して執筆するライター・藤原奈緒がレビューする。

※本記事にはドラマの内容に関する記述が含まれます。あらかじめご了承下さい。

将棋を通して様々な人間模様を見つめてきた心温まるリーガルドラマ

将棋を通して人間模様を見つめてきた天童竜美(上白石萌音)©「法廷のドラゴン」製作委員会
将棋を通して人間模様を見つめてきた天童竜美(上白石萌音)©「法廷のドラゴン」製作委員会

「将棋は相手がいないと指せません。私は将棋を通して誰かと繋がり、そして分かり合える。そんな瞬間が好きなんだって、あの家の人たちを見ていたらそう思えてならなくて。だから無性に指したくなりました」と『法廷のドラゴン』第6話の終盤、上白石萌音演じる天童竜美は言った。

第7話まで見てきても、『法廷のドラゴン』はまさにそんなドラマだった。女性初のプロ棋士誕生を期待されながらも弁護士に転向した竜美は、すべてを将棋になぞらえて語り、将棋を通して、法廷で繰り広げられる様々な人間模様を見つめてきた。でも、いざ自分自身のことになると途端に臆病になる、ちょっぴり不器用で愛すべき主人公・天童竜美と、人が良すぎて心配になる、竜美のバディ・歩田虎太郎(高杉真宙)による、心温まるリーガルドラマ『法廷のドラゴン』が最終話を迎える。

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