6月12日(金)より全国公開される映画『メモリィズ』の特別映像が公開された。
同作は、足を骨折した義父の世話をするために九州の田舎町にやって来た雄太と、その家族の記憶と記録を描く物語。坂西未郁監督の長編デビュー作となる。主人公の雄太を柄本佑が演じ、雄太の妻・ゆき役を穂志もえか、雄太の義父・誠役をイッセー尾形、家族の大切な記憶を象徴する人物を香椎由宇が演じる。

特別映像は、雄太と誠が写真館の壁にプロジェクターを投影するシーンから始まり、撮影中に撮られたフィルム写真が映し出されるフォトムービーとなっている。
また、同作の公開に先駆けて、⽮野顕⼦、三宅唱、⽯⽥真澄ら7名よりオピニオンコメントが公開された。コメントは特別映像にも使用されている。
⽮野顕⼦(ミュージシャン) コメント
なんてこったい、この才能は!
⾒終わったわたしの⼝から⾃然に出た⾔葉です。(坂⻄監督へ)
三宅唱(映画監督) コメント
たかが写真、たかが⼀瞬。撮った幸福も、撮り逃した後悔も、いまやスマホの⽇々に消えてすっかり⿇痺した。はずなのに、ある場⾯では「え、いまカメラを向けるのはナシでは?」と⼼が乱れ、ある場⾯では「おお、いまは撮らないのか」と息をのんだ。たかが写真、たかが⼀瞬だからこそ触れられる⼼のかたちがある。たかが映画だからこそ、不意に、この世界の途⽅もなさを⽬にしてしまう。
⽯⽥真澄(写真家) コメント
忘れないようにと記録していた景⾊が残っているからこそ、
それがもう今⽬の前にないこと、変化してしまったことに気づいてしまう。
記録していなければ無いことにも忘れてしまっていたことにも気づかないのに、と思ってしまうことがある。
でも、記録していたからこそ誰かに共有できる、⾃分の感情を蘇らせることができる。
写真に対して抱いていた想いを改めて感じることができました。冒頭の船の窓のシーン、ずっと眺めていたかったです。
伊藤亜和(エッセイスト) コメント
私たちは⽕の中にいる。私たちは、それがいつか⼀切を燃やし尽くすことを知りながら、決してその外で⽣きることはできない。
在ったものが消える。それは、在る前に戻ったわけではない。遠くのほうに終わりが⾒える。迫る熱のあたたかさがまつ⽑に触れる。
恐ろしがりながら、消えてほしくないと思う。分ち難い、私たちと時間の⼀節である。
甫⽊元空(Bialystocks /映画監督) コメント
窓というフレームから⾒える常に蠢く現実。
それは常に死んでいく現実と向き合うことでもある。
記憶は慈愛と共に今を獲得してく糧になるが、
記録は残酷なまでに喪失を図れる物差しになる。
この映画は⾒るものをカメラの中に閉じ込める、
そこに流れる記憶と記憶の狭間で主⼈公と共に近くて遠い散歩に出てほしい。
⽯井裕也(映画監督) コメント
坂⻄監督はかつて私の助監督をしていましたが、彼が作った AwesomeCityClub の”勿忘”の MV を観て、すぐに助監督を引退させることに決めました。彼に⼤きな才能があることを確信したからです。偉⼤なMV ディレクターだった⽗親・坂⻄伊作の⾎を引いているから、などとぞんざいに⾔ったら、彼は怒るでしょうか?いずれにしても今作は、早世した⽗親との魂の対話だと思います。⾃分の⼈⽣の喪失に、⻑編処⼥作で⽴ち向かった彼の⼼意気と勇気に私は惜しみない拍⼿を贈りたい。特⼤の才能を持つ新⼈監督を⼀線級のスタッフと俳優が全⼒で⽀えると、このような素晴らしい作品ができるのだという、まるで⾒本のような映画です。
SYO(映画ライター) コメント
気づいたら泣いてた…時間の豊かさに。
妻⼦と離れ、義⽗を⼿伝う新⽣活。
静かに良い映画かなと⾒始めたら、
⽇常の憶えきれない、でも⼼が動いたかけがえのない瞬間が詰まってて震えた。
奇跡みたいな映画だった…びっくりだ。
映画『メモリィズ』
6月12日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開
【出演】柄本 佑/穂志もえか/梅沢昌代 伊佐⼭ひろ⼦ 成⽥裕介 占部房⼦/⾹椎由宇/イッセー尾形
【監督・脚本】坂⻄未郁
【撮影】鎌苅洋⼀ 【照明】永⽥ひでのり 菰⽥⼤輔 【写真】江森康之 【美術】渡辺⼤智 松﨑宙⼈
【⾳響】⻩ 永昌 【⾳楽】⼩島央⼤ 【編集】普嶋信⼀ 【⾐裳】⽴花⽂乃 【ヘアメイク】豊川京⼦
【タイトルデザイン】葛⻄ 薫 【VFX プロデューサー】⻑井由実 【宣伝プロデューサー】中野朝⼦
【助監督】⽻⽣敏博 【製作渉外】藤⽥充彦
【企画】孫 家邦 【プロデューサー】伊達真⼈ 福岡芳穂 ⼟井智⽣
製作・配給:リトルモア 配給協⼒:ソウルマンワークス 宣伝:ヨアケ 製作協⼒:FOD 特別協⼒:⽵⽥市
2026 年 / ⽇本 / カラー / ビスタ / 5 .1ch / 97 分/©2026LittleMorememorizu.jp