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JP THE WAVY×Lexie Liu 世界規模の活動でサバイブする同士の対談

2023.9.21

#MUSIC

昨今、北米以外のポップミュージックがグローバルで注目を集めている。ヒットチャートにもその傾向は表れており、これまでの北米中心のトレンドが崩れつつある中、イギリスの復権に加えラテンミュージックやK-POPの台頭が可視化されるようになって久しい。日本においても、YOASOBIや藤井風からIchika Nito、新しい学校のリーダーズに至るまで、シーンや手法は異なるが多くのアーティストが海外で存在感を高めている。

そんな中、今回NiEWでは「グローバルなシーンの中でアジアのアーティストとしていかにサバイブしていくか」というテーマで、JP THE WAVYとLexie Liu(レクシー・リウ)による対談を実施。映画『ワイルド・スピード』シリーズへの楽曲提供やアジアツアーによって海外での展開を進めるJP THE WAVYと、先鋭的な作品で国外の人気を高め、88risingからもリリースを行うLexie Liuが語り合った。Lexie Liuはちょうど『FUJI ROCK FESTIVAL』で来日し、JP THE WAVYのもとを訪ねてのコラボレーション。実体験を元にした、2人のアーティストのリアルなトークに触れてほしい。

日本と中国のミュージシャンが語る、自国と他国での活動の実感

―WAVYさんはアジアツアーをされていたばかりですね。国内と海外のライブで変えたポイントなどはありましたか?

JP THE WAVY(以下、WAVY):MCのためにその国の簡単な言葉を練習したりはしましたけど、基本的には何も変えてないんです。どれだけがんばったとしても結局、自分は日本語で歌ってることには変わりないし、あまり考えずにいつも通りやっています。そもそもフェスに呼んでもらってる時点で、普段のパフォーマンスを見てくれて、良かったから声がかかってるんだろうなって思うので。

JP THE WAVY(ジェイピー・ザ・ウェイビー)
1993年生、湘南出身。2017年にMVを公開した「Cho Wavy De Gomenne」が大きな話題に。映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のサウンドトラックに唯一のアジア人として参加。2023年公開の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』では日本版イメージソングを提供した。

―お二人とも自国以外へ活動の場を広げている最中ですが、実際に海外進出をされる中で得た発見があれば教えてください。

WAVY:自分は日本と国外で大きな違いはそんなに感じていなくて。でも海外の方は知らない曲でも興味を持って聴いてくれて、それがいい曲だったらすごくノってくれる気がします。日本人は知ってる曲で盛り上がる傾向がある。そこは違いますね。

中国で開催された『AYO! MUSIC FESTIVAL』に出演したときの様子が映された「WAVY TV Vol.9 “AYO! MUSIC FESTIVAL”」

Lexie Liu(以下、Lexie):特に欧米の人は知らない曲への関心が高いですよね。アジアの人間は恥ずかしがり屋なのか、様子を見てゆっくりノっていく印象です。

Lexie Liu(レクシー・リウ)
1998年生、湖南省長沙出身。中国とアメリカで活動。2015年、韓国のオーディション番組「K-pop Star」第5シーズンに出場。2017年、「サウス・バイ・サウスウエスト」(SXSW)に出演。初めてSXSWに出演した中国アーティストとして知られる。2019年にはEP「2030」をリリース。2023年『金曲奨』の最優秀女性シンガーにノミネートされた。

―海外でやることで、自国の音楽の良さに気付くことはありますか?

WAVY:色んな国に行けば行くほど、日本のラッパーは本当にさまざまなタイプがいるなって思うんですよ。こんなに小さな国なのに、ヒップホップの中のジャンルが幅広くて、東京のラッパーだけでもめちゃくちゃバラエティーに富んでいる。トラップが流行ってるからトラップだけをやるとかじゃなく、みんながそれぞれ多様なスタイルをやっているのがすごい。

―ヒップホップに限らず、色んなジャンルで言われますよね。日本はとにかく色んな人が色んな音楽をやっていると。中国ではいかがでしょうか。

Lexie:中国では長い間、バラードの人気がすごくてポップスの大部分を占めていたんです。でもインターネットの普及によって状況が変わりました。プロフェッショナルな訓練を受けなくても、レーベルと契約していなくてもデビューできるようになったんです。その結果、今までは存在しなかったさまざまなジャンルのミュージシャンが最近は登場してきていますね。

Lexie Liu – Manta

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