『札幌国際芸術祭2027(SIAF2027)』が、2027年1月16日(土)から2月21日(日)に北海道・札幌市内11会場を中心に開催される。
同芸術祭は札幌をひとつの星「プラネット・スノー」に見立て、そこに暮らす人類の営みや歴史、文化、未来の在り方を考えるもの。2027年のテーマはテーマは「PLANET SNOW̶upas mintar / upas nociw」。札幌市民を中心に、誰もが参加・体験しやすい芸術祭の実現を目指す。そのため、同芸術祭では博物館、科学館、区役所など、日常的な都市機能・施設が主要会場になる。どこに住んでいる人にとっても、未知の惑星「プラネット・スノー」に降り立ったような体験や想像を促す物語を展開する。
展示会場には、札幌市青少年科学館や北海道博物館、物語の重要な舞台となる札幌市民ギャラリー、都市型水族館であるAOAO SAPPOROなどが決まっている。参加アーティストには、CHEN Xi、石黒浩、いわいとしお(岩井俊雄)、森夕香、和田ながら、LAUSBUBらがラインナップ。LAUSBUBは2024年に続き、2027年のテーマソングを担当する。
また、市民やクリエイターが広く参画できる公募や参加型プロジェクトも実施。現代アートのコンペティション『SIAF2027 500m美術館賞』や、『第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭』との連携によるアニメーション作品の募集などが行われる。
さらに、プレイベントシリーズ『SIAF2027オープントーク』も開催。8月23日(日)にはVol.3となる『いよいよ公開。プラネット・スノーの物語:序章(仮)』、10月にはVol.4『SIAFと企業のこれから(仮)』が行われる予定だ。
なお、同芸術祭の実行委員会会長を務める札幌市長・秋元克広とディレクターチームより、開催に向けたコメントが公開されている。
『札幌国際芸術祭』実行委員会 会長 札幌市長 秋元克広 コメント
「文化芸術の持つ創造性を生かし、まちを活性化する」という考えをもとに、札幌市は2006年に「創造都市さっぽろ」を宣言しました。2013年にはユネスコ創造都市ネットワーク・メディアアーツ都市に認定され、その象徴事業として札幌国際芸術祭が始まりました。前回に続き「冬」が舞台となるSIAF2027では魅力的な新会場が加わり、市内中心部から郊外にかけて、国際色豊かなプログラムを展開します。市民や企業、地元団体との連携・協働を深め、まちの新たな価値を創造し、そして未来を考えるきっかけとなる芸術祭にぜひご期待ください。
『札幌国際芸術祭2027』ディレクターチーム コメント
札幌は、年間の累計降雪量が5メートル近い豪雪地帯でありながら、人口約200万人を抱える世界的に特異な都市です。この札幌らしさを存分に生かすため、前回のSIAFではテーマを「LAST SNOW」としました。雪の結晶、その極小の世界から、気候変動、パンデミック、分断、戦争といった地球を取り巻く現状に想像を広げ、未来に向けた創造と行動を呼びかけたテーマには多くのアーティストや市民が呼応してくれました。そして、SIAF2027のテーマは「PLANET SNOW̶upas mintar / upas nociw」です。雪を起点に、地球を超えて宇宙まで想像を広げ、SIAF2024に続く新たな展開を想定しています。
もし、札幌が宇宙のどこかにある『雪の惑星』だとしたら、どのような生活や文化の中でテクノロジーが活用され、どんな景色が広がっているのでしょうか。そして、雪の惑星から改めて見る地球はみなさんにどのように映るでしょうか。
SIAF2027では博物館、科学館、区役所など、日常的な都市機能・施設が主要会場になります。札幌に住む人にとっては見慣れた雪景色の捉え方が変わり、札幌を訪れる人にとっては非日常をより強く感じるような機会。
SIAF2027では、どこに住んでいる人にとっても、未知の惑星「プラネット・スノー」に降り立ったような体験や想像を促す物語を展開します。SIAF2024から地続きなのはテーマだけではありません。SIAFのあり方を示すビジョンも、前回を引き継ぎ、さらに発展させます。
◯札幌ならではの独自性を生かす
冬の寒さや積雪は、ともすれば克服すべき対象と捉えられがちです。しかし私たちは、それを札幌固有の「魅力」として昇華させ、未来に繋げたいと考えています。その鍵は、この土地に住む市民のみなさんが持つ、暮らしの経験とアイデアに他なりません。◯市民を中心に、誰もが参加・体験しやすい芸術祭にする
芸術祭を、あらゆる市民に開かれたプラットフォームとするため、様々な社会実験や検証を重ねていきます。
市民参加型のガイドプログラムの拡充の他にも、身体的・状況的な制約がある人でも参加しやすい設計を目指します。◯持続可能な仕組みを構築する
3年に一度の祝祭で終わらせず、札幌に成果を根付かせるため、運営体制も見直しました。札幌在住の実務者を中心としたディレクターチーム制や、継続的な学校訪問などの活動を通じ、芸術祭を一過性のものにしない基盤を作ります。これらのビジョンは、SIAF2024で掲げた「創造エンジン(Engine for Creativity)」、「文化インフラ(Cultural Infrastructure)」、「市民参加(Citizen Participation)」の実践・具体化を目指すものです。
いよいよ一年後に迫ったSIAF2027。
LAST SNOWからPLANET SNOWへ。
街を変えていく芸術祭を、ここから一緒につくっていきましょう。
2027年1月、プラネット・スノーでお待ちしています。SIAF2027ディレクターチーム
小川秀明/細川麻沙美/漆 崇博/丸田知明
2025年12月19日
『札幌国際芸術祭2027』

<名称>
札幌国際芸術祭2027(日本語)
Sapporo International Art Festival 2027(英語)
Usa Mosir un Askay utar Sapporo otta Uekarpa 2027(アイヌ語)
<略称>
SIAF2027
<テーマ>
PLANET SNOW—upas mintar / upas nociw
<会期>
2027年1月16日(土)~2月21日(日)※一部の会場は休館日があります。下記の4会場は会期が異なります
・札幌市青少年科学館:2027年1月5日(火)~2月21日(日)
・北海道立近代美術館:2027年1月9日(土)~4月11日(日)(予定)
・札幌大通地下ギャラリー 500m美術館:2027年1月16日(土)~3月24日(水)
・さっぽろ雪まつり大通会場:2027年2月4日(木)~21日(日)(SIAF2027会場区画のみ)
<会場>
札幌市民ギャラリー/札幌市青少年科学館/北海道博物館/モエレ沼公園
札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)/中央区複合庁舎/札幌文化芸術交流センター SCARTS
さっぽろ雪まつり大通会場/北海道立近代美術館/札幌大通地下ギャラリー 500m美術館
AOAO SAPPORO
<アーティスト>
ADA水景クリエイター/秋元さなえ/Cecilia BENGOLEA/Fanja BOUTS/CHEN Xi/ENESS
fragmentin/フジ森/ゴッドスコーピオン/檜皮一彦/保手濱 拓/石黒 浩|いのちの未来研究所
いわいとしお(岩井俊雄)/川上りえ/Akkarawin KRAIRIKSH/Boris LABBÉ/LAUSBUB/森 夕香
中里唯馬/佐竹真紀/シゲチャンランド(大西重成)/和田ながら/若木くるみ
北海道立近代美術館コレクション作家/SIAF2027 500m美術館賞 受賞者2組
イニシアティブ・パートナー:株式会社ワコム
オフィシャル・パートナー:藝術と技術の対話(DAT)/公益社団法人日本グラフィックデザイン協会 北海道ブロック(JAGDA北海道)
ディレクターチーム:小川秀明(クリエイティブディレクター)/細川麻沙美(フェスティバルディレクター)
漆 崇博(スクールディレクター)/丸田知明(スタジオディレクター)
アドバイザー:山崎直子
ドラマトゥルク:金澤 韻(PLANET SNOWストーリー編集
<キュレーター>
金澤 韻(札幌市民ギャラリー担当)/西 翼(札幌市青少年科学館担当)
磯貝なゆた(札幌市青少年科学館)/鈴木明世(北海道博物館)/鈴木あすみ(北海道博物館)
水島未記(北海道博物館)/薗部容子(北海道立近代美術館)
CAI現代美術研究所|CAI03・一般社団法人PROJECTA(札幌大通地下ギャラリー 500m美術館)
アイヌ文化コーディネーター:マユンキキ
アートディレクター&デザイナー:ワビサビ/白井宏昭
メインビジュアル:大西重成(シゲチャンランド)[写真・題字・キャラクター]
主催:札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市
助成:令和8年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業/在日スイス大使館/一般財団法人地域創造
公益財団法人花王芸術・科学財団/一般財団法人自治体国際化協会
協力:新千歳空港国際アニメーション映画祭
●新規プロジェクト
・『SIAF2027 JAGDA POSTER EXHIBITION(仮)』
募集期間:2026年11月上旬~12月上旬(募集詳細は2026年10月頃発表予定)
展示期間:2027年1月16日(土)~2月21日(日)
展示会場:札幌文化芸術交流センター SCARTS[→P4]
・第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 NEW CHITOSE デジタルサイネージ部門
募集期間:2026年4月20日(月)~7月31日(金)
展示期間:NEW CHITOSE デジタルサイネージ部門
2026年10月25日(日)~11月24日(火)
SIAF2027屋外プロジェクション
2027年1月16日(土)~2月21日(日)
展示会場:新千歳空港ターミナルビル内、札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)
●継続プロジェクト
・『みんなでウパㇱテ!! 2027 冬の札幌アート巡り』
募集期間:2026年6月19日(金)~7月31日(金)
開催期間:2027年1月16日(土)~2月21日(日)
・ふむふむプロジェクト
●活動内容
SIAF2027や関連イベント等の会場で、来場者のご案内や展示作品のガイドを行います
●参加条件
中学生を除く15歳以上の方で、他の参加者や関係者と協力して活動できる方
※高校生または18歳未満の方は、保護者の同意書が必要です
ふむふむプロジェクト詳細はSIAF公式ウェブサイトで紹介しています。
プレイベントシリーズ『SIAF2027オープントーク』
Vol.3|いよいよ公開。プラネット・スノーの物語:序章(仮)
日 時:2026年8月23日(日) 14:00~16:00
会 場:北海道立近代美術館 講堂(札幌市中央区北1条西17丁目)
登壇者:金澤 韻(SIAF2027ドラマトゥルク/キュレーター)
鳥羽野 司(札幌市青少年科学館 展示係職員)
鈴木明世(SIAF2027キュレーター/北海道博物館研究職員)
薗部容子(SIAF2027キュレーター/北海道立近代美術館学芸員)
司 会:細川麻沙美(SIAF2027フェスティバルディレクター)
Vol.4|SIAFと企業のこれから(仮)
日 時:2026年10月開催予定