カラコルムの山々が8月14日(水)にEP『週刊奇抜』をリリースした。
「キネマポップバンド」と称されるカラコルムの山々は、青山学院大学卒と早稲田大学卒の4人で結成され、2021年夏より東京を拠点に活動。2023年には『FUJI ROCK FESTIVAL』の「ROOKIE A GO-GO」ステージと『SUMMER SONIC』の「出れんの!? サマソニ!?」ステージに出演を果たした。2023年7月にリリースされた『出土の都市』以来のEPとなる『週刊奇抜』にはラジオコントも含む全5曲を収録。14日(水)の19時には架空の雑誌をモチーフにしたリードトラック”週刊奇抜”のMVも公開された。
また、リリースに際し、セルフライナーノーツも到着している。
【EP「週刊奇抜」セルフライナーノーツ】
M1.いっぱいひと
いつの世も次から次へといっぱいひとが押し寄せてきます。本当にみんな違って、みんな良いのでしょうか?しかしみんなでこの街を作っていることだけは確かなのです。なんでも斜めに見たがりな私でも、背中合わせにみんなを祝福したいと願っています。そしてその中に紛れ込む奇抜中毒の少女を、我々は見逃しませんでした。M2.週刊奇抜
放課後が訪れるやいなや、教室を飛び出した少女が向かうのは高円寺の地下にひっそり店を構える雑貨屋。小さな店の中でひときわ異彩を放つ雑誌、「週刊奇抜」。最先端のあらゆるカルチャーが大人たちの妖しく魅惑的な言葉で綴られています。週刊奇抜はアンテナを張り巡らせた少女の心を上手にとらえ、離しませんでした。密やかに平均化されていく人々の日常の中で、少女の心に生まれたのはうまく説明できない恐怖にも似た感情。自分が何者かわからないときにこそ真実に触れられるチャンスはあるのかもしれません。皮肉の中に溢れる願いと、少女の幸せがどうかリンクしますように。青春の讃美歌。
M3. コラム・超現実館[生田編]
現実と地続きに繋がった場所にある、超現実。不思議の国のアリスのような「非現実」ではなく、私たちのすぐ隣にあるちょっぴり変な世界。夜に見る夢の景色と、どこか近いのかもしれません。巨大に、そして明らかにおかしく広がる小田急線・生田駅ロータリーで起こったある日の出来事を綴った”超現実”エッセイ。超現実館はあなたの中にもきっとある。M4. スクープ!AIたちの社員食堂に潜入
日々目覚ましい進化を続ける人工知能”AI”たちが働くオフィスの食堂。我々は彼らの会話を入手することに成功した。そこで交わされていた会話は世間を騒がす大スクープか!?今回はその一部を特別にお聞かせしよう。M5. The Beginning of City
奇抜中毒で溢れたこの街にも、ようやく始まりの時がやってきた。人々の気持ちが幾重にも交差したこの街の夜景を前にここでようやくほっと一息。しかし我々はいまも、確かに変わりはじめている時代を、じっと睨みつけている。
なお、カラコルムの山々は9月4日(水)に向井秀徳アコースティック&エレクトリックをゲストに迎えて自主企画『TOKYO MIDSOMMAR』を東京・下北沢のBASEMENTBARで開催。チケットはイープラスで一般受付中となっている。
【リリース情報】
カラコルムの山々
New EP「週刊奇抜」
配信中(2024年8月14日)
再生・購入リンク:
orcd.co/wapvb0j
【ライブ情報】
公演名:カラコルムの山々 presents 「TOKYO MIDSOMMAR」
公演日:2024年9月4日(水)
会場:下北沢BASEMENTBAR
出演アーティスト:向井秀徳アコースティック&エレクトリック
チケット:3,800円(税込)
チケット一般発売中:eplus.jp/sf/word/0000159864