メンズ向けスカートブランド「lesskirt(レスカート)」がローンチ、8月1日(木)よりネットショップのBASEで予約販売を開始した。
lesskirtは「男がスカート履いてなにが悪い」をブランドコンセプトとし、スカートに対する固定観念に疑問を投げかける。
なぜ、いつから男性がスカートを履かなくなったのだろうか。なぜ、見た目で着る服を決められないといけないのだろうか。なんで?
私には女の子の子供がいます。その子が中学校に入る時に相談してきました。
「私はスカートを履きたくない」
学校には女子がスカートを履くという今になっては「当たり前」とされる風習的なものがあります。我々にとってはそれが「当たり前」になっていて「なぜスカートを履きたくない、履かないといけないのか」という感情が無くなっていたのかも知れません。
学校には一応女性用のズボンがあり、同学年にも何名か同じ気持ちの同級生がいたみたいで、今となっては「普通」にズボンで登校しています。その時にふと思ったんです。
その逆は?男子生徒でスカートを履いたらいけないっていう文化ってなんでなんだろうかと。ただそういう流れになった。もちろん大人になって個性として履いている人はいるけど、やっぱりなんだか違う。
自分も含めて「なんで?」という感情が溢れ出して今回のリリースに繋がりました。
開発担当:株式会社リンキィディンク ライブハウス部門統括部長 小牟田 玲央奈
男っぽくて、野暮ったくてもスカートを履いてもいいんじゃないか。
大人の男たちが何食わぬ顔して履いてれば、若い人たちもその内そういう固定概念が外れるんじゃないだろうかと思いました。
「lesskirt」は首都圏を中心にスタジオやライブハウスの運営など音楽事業を手がけるリンキィディンクによる新事業。第1弾ラインナップは、ストリートシーンやアウトドア、モードスタイルにも着こなせる3色展開となっている。チノパンのような感覚で普段使いができるよう、履き心地とシルエットにこだわり、生地はワークパンツでも定番のTCツイル(ポリエステル / コットン)、ウエストは6cm幅の太幅ゴムを採用。スピンドルで調整できるフリーウエスト仕様にすることで、ストレスのない履き心地を実現した。キーフックも備え付けられており、機能性も両立。さらに、ウエストから裾にかけてのシルエットにハリをもたせることで裾の広がりもキープ、8分丈 / 9分丈をイメージした丈感で、スニーカーやブーツとの相性も考えられたデザインとなっている。
予約販売開始に伴い「lesskirt」の世界観を切り取ったコンセプトムービーも公開された。クラフトビール店で働く男性、レコードショップの店長、割烹居酒屋を営む経営者、街中を駆け抜けるスケーターなど、職業も年齢も異なる彼らがそれぞれのコーディネートでスカートを履きこなす様子となっている。なお、映像内で彼らから発せられる「なんで?」という言葉には、ブランドコンセプトである「男がスカート履いてなにが悪い」というメッセージが込められている。
ブランドロゴは、ロックバンド・LOSTAGEのフロントマンで、音楽関係者の似顔絵を描いたX(旧Twitter)の「五味アイコン」などでも知られる五味岳久によるもの。独特のタッチで性別にとらわれない世界観を表現し、ユルめな愛嬌を持ったキャラクターでポップさを加えたものとなっている。このロゴは、スカートのポケット部分にもワッペンとして縫い付けられている。
今後はベーシックカラー以外の色や柄が施されたラインナップも発売予定。アーティストやクリエイターとのコラボレーションも予定されており、最新情報は随時ブランドの公式SNSで発信される。
lesskirt(レスカート)