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セレクトショップ「HOMEDICT」のNAOは、デザイナーが作りたい物を作れる場を追求した

2024.12.12

#FASHION

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月18日は、番組からの推薦で、ファッションディレクターの NAO さんが登場。自身が手がけるセレクトショップ「HOMEDICT」の、こだわりが詰まったセレクトや、お店のディスプレイの特徴についても伺いました。

セレクトショップ「HOMEDICT」は、デザイナーが作りたいものを作れる環境を追求して生まれた

Celeina(MC):NAOさんのファッション素敵ですね。

NAO:ありがとうございます。

Celeina:ギンガムチェックのブルーのシャツに、ブルーの水玉模様のような柄が入っているネクタイに、ジャケットが秋っぽいですね。

NAO:もう気合いを入れてオシャレをしてきましたので。

タカノ(MC):パンツは何の素材ですか?

NAO:冷え性なので、モコモコのフリース素材です。

タカノ:色々な素材を身にまとっている感じがすごく素敵ですね。

Celeina:こんなに様々な色とか柄、素材を取り入れているのに、なぜこんなにかっこよく決まるのでしょうか?

NAO:ありがとうございます。褒められ慣れていなくて大混乱です(笑)。

Celeina:素敵なファッションを身に纏われているNAOさんですが、ファッションディレクターとご紹介しましたが、セレクトショップ「HOMEDICT」も手がけられているということで。

NAO:ひたむきに毎日ファッションと向き合って、お店をやっています。そこまで業界人ではないので、恐縮です。

Celeina:「HOMEDICT」はプロも楽しめるセレクトショップと言われているみたいですが、具体的にはどんなお店なのでしょうか?

NAO:特に海外のお客様には、「なんだこの店!」と結構言われています。「分かりにくいことをやっていますね」という感じで、みなさん突っ込んでくださるんですけど、まさにその通りなんです。

日本は真面目な人たちが多くて、有名な百貨店さんとか有名なセレクトショップって品数もすごくしっかりしていますし、毎年シーズンごとにコンセプトがあって、分かりやすいんです。私達がやっているのはそうではなくて。本来、デザイナーは作りたいものを自由に世に出すぞという気持ちから仕事に就いていると思うんですが、本当にデザイナーがやりたいことを表現できるフィールドを作りたいなという思いでどんどん追求していったら、いわゆるコアなゾーンに辿り着きました。

タカノ:お店はどこにあるんですか?

NAO:表参道なんですが、住宅街の中に入るので、いわゆる路地裏というか、隠れ家的なところにあります。

Celeina:ラインナップをウェブサイトで拝見したところ、すごくカラフルで色々な素材を扱われていますね。例えばワークベストの、上の部分の2分の1しかないよう、カットオフしたベストとかがあって驚きました。

NAO:さすが、突っ込みどころが素晴らしいですね。これは見てもらいたいベストだったんです。脇も繋がっていなくて、もう布なんですよね。布を肩に載せているような状態です。

Celeina:エプロン状態のような感じですね。これはセレクトですか?オリジナルでしょうか?

NAO:「HOMEDICT」のパートナーであるブランド「COGNOMEN」のデザイナーのマイケルが、昔から推している形なんです。

タカノ:TシャツとかロンTとかにこれを合わせるだけで、一気にオシャレレベルが上がる、いいアイテムですね。

ゼロベースから洋服を作る理由は、「HOMEDICT」がパワースポットでありたいから

Celeina:1点投入アイテムしたいものがいっぱいありますね。トレンド関係なく、デザイナーとマンツーマンで作りたいものを作る、と伺っているんですが、「HOMEDICT」のオリジナルの商品なども作ってらっしゃるんですか?

NAO:「HOMEDICT」というブランドはないんです。ただ、仕入れを沢山していくというよりは、「私達はこういう活動しているので、こういったものを作りましょうよ」とデザイナーに話しに行ったりしています。場合によっては一緒に生地を探しに行くこともありますし、その生地が見つからない時は、生地を作ってもらうこともあります。なので、セレクトショップという括りにはなるのかもしれないのですが、どちらかというと、田植えからやっている創作料理屋のような感じです。ゼロベースからやっています。

Celeina:ゼロベースからお洋服作りをされる理由、マニアックにこだわる理由って何かあるんですか?

NAO:私達は「HOMEDICT」がパワースポットでありたいと思っています。ビジネスはもちろんしているんですが、売れる確率を少しでも上げるためにトレンドを追うのではなくて、面倒くさいかもしれないけど大変なところに着手して、毎日自信満々なお店、自信満々な自分でいたいんです。それを目がけてくる人が1人でも増えたらいいなと思っています。

験担ぎとして、海外から買い付けた額縁や絵は全て右肩上がりにディスプレイ

タカノ:お店の中で験担ぎにこだわっているポイントがあると聞いたのですが、どのようなことをされているんですか?

NAO:後輩で野球をやっている人がいるのですが、一生懸命練習をして、コーチに教わって、「あとはどうしたら活躍できるのか?」と聞いたら、「あとはもう験担ぎだよ」と言われたことがあったそうなんです。例えば白湯しか飲まないとか、ベルトは左からしか通しませんとか。「HOMEDICT」も、ずっとあり続けたいなと思っているので、これはもう験担ぎをするしかないなと。その野球選手から、「全部右肩上がりにしたらどう?」と金言を受けたので、海外から買い付けた額縁とか絵とかを、全部右斜め上に上げてみたんです。

Celeina:ディプレイが傾いているということですか?

NAO:傾いています。うちの自宅の子供の写真とかもちょっと上がっているし、奥さんがやっている「CAFEDICT」というカフェもあるのですが、コーヒー豆のディスプレイもちょっと上げています。

タカノ:そういうマインドって大事ですよね。ご利益ありそう。

Celeina:いいですね。さあ「FIST BUMP」、グータッチがつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっています。どんな方を紹介くださいますか?

NAO:恐縮してお食事に誘えない大先輩なんです。マカロニえんぴつさんの”ヤングアダルト”という楽曲のMVで私が衣装を担当させていただいたんですが、そのマカロニえんぴつさんが所属するレーベル「TALTO」の代表、江森弘和さんを紹介したいと思います。

https://youtu.be/b5qDEwUMIQg?feature=shared

Celeina:ありがとうございます。「FIST BUMP」、今日はセレクトショップ「HOMEDICT」のNAOさんをお迎えしました。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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