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アユニ・Dから16歳の自分へ「生きるのをやめないでいてくれてありがとう」

2024.4.8

FRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」

#PR #MUSIC

周りに迷惑をかけないよう必死だったBiSH時代。PEDROを再始動し、徐々に「自分の声」を聞けるようになった

─BiSHのオーデションに受かって北海道から上京し、16歳で一人暮らしを始めるという経験はかなりハードだったと思いますが、当時のご自身を振り返ってみるとどうですか?

アユニ・D:本当にいろんな経験をさせていただいたので、とにかく今を生きるのに必死でしたけど、つらかったというよりも、東京で一人暮らしさせてくれた家族や事務所の社長にすごく感謝していますし、周りに恵まれていたから自分も一歩踏み出すことができたんだなと今はすごく思うんです。人の力って偉大だなと日々痛感していて。周りの人の力が、私が明日生きる糧になっていたんだと思います。

─ドキュメンタリー『還る』は、BiSH解散後にPEDROを再始動してからの軌跡の中でアユニさんが「本当の自分」を取り戻していくことが主題になっていると思います。BiSH時代はグループとして大きな求心力を得ていく中で、どこかで自分の個というものを置いて進まなきゃいけない感覚もあったのでしょうか?

アユニ・D:あったかもしれないですね。もともと学校生活や集団行動も得意なほうではなかったので、自分がこうありたいというよりは、周りに迷惑をかけないように、足を引っ張らないように、怒られないように、必死にがむしゃらにということを自分の中で優先してきていました。それで、一人きりになって自分がわからなくなってしまうことがあったんです。

でも、BiSHでグループとして走っていろんなものをつかんでいくなかで、楽しさを見つけたり、幸せを感じてもいたので。一生人間見習い中というか(笑)、自分探しの旅を一生してるみたいな感覚はあったかもしれないですね。

PEDRO再始動の半年間に密着したドキュメンタリー『還る』Part2

─今はそこから少しフェーズが変わった気がする?

アユニ・D:今はようやく自分の心の声をちゃんと聞くようになりました。たとえば目指した目的が叶わなかったときも、「目的が叶わなかったおかげでいろんな選択肢ができたんだ」って捉えられるようになりましたね。選択肢は無限にあるんだという希望に変えて考えられるようになった。

─そうなれたのはやはりPEDRO再始動後ですか?

アユニ・D:気づけたのはそうですね。それまでは私にはBiSHしかないってずっと思っていたんです。BiSHの経験や過ごした時間は自分の中で宝でしかなくて。でも、そこにピリオドを打ったおかげで今またいろんな新しいことに挑戦できたり、PEDROをはじめもっと自分の好きなことを追求できている。目指していたことが叶わなかったとしても、落ち込む必要はないんだって自分の活動を通して伝えたい──伝えたいというか、ちょっとでも光になれたらなと思ってます。

─BiSHの求心力がどんどん大きくなっていた2018年9月にPEDROの活動が始まったのも大きなターニングポイントだったと思います。精神的にも肉体的にも輪をかけてしんどくなったと思いますが、自分の状態をどのようにキープしていましたか?

アユニ・D:2つあります。1つは、そもそも逃げる勇気がなかった。本当に辞めたければ辞められたはずですけど、そこで辞めて迷惑をかけるほうが怖かったんです。とにかくがむしゃらにやることが自分の役割だと思ってました。

もう1つは、単純に楽しかったです。つらいときはBiSHのメンバーや周りの人が助けてくれたからやり続けることができましたね。毎日、毎秒、周りの人に救われてました。つらすぎて眠れないときはママが毎晩電話に付き合ってくれたり、BiSHの衣装の洗濯が間に合わないときはリンリン(現・MISATO ANDO)が私の衣装を持ち帰って洗濯してくれたり。本当に、毎日ずっと誰かに助けられたからこそ前向きにやってこれましたね。

あとBiSHはこういうグループの中ではすごく独特で、自分たちも作詞させていただいていたり。音楽を通して自分を表現できたのもありがたかったです。そこに共感して出会ったくれた方もたくさんいましたし、自分の希望が誰かの希望に変わることがすごくありがたいし、楽しいなと思ってました。それでなんとかバランスをとりながら、続けられてきたという感じです。

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