グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
5月2日は、映像ディレクターの代田栄介さんからの紹介で、デザイナーの平本泰一さんが出演。デザイナーでありながら、糸井重里さんが主宰する「ほぼ日」ではディレクターという肩書きを持つ平本さんのお仕事の内容や、仕事以外で、今、ハマっているカルチャーなどについて伺いました。
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「やさしく、つよく、おもしろく」。お客様にいい時間を提供する会社
Celeina(MC):平本さんは、糸井重里さんが主宰されてる「ほぼ日」に勤められているということで、改めて、ほぼ日ってどういったメディアなのかお伺いできますか。
平本:ありがとうございます。「ほぼ日」はメディアを運営したり、あと、主力商品で、「ほぼ日手帳」というものがございまして。
タカノ(MC):平本さん、僕、使ってます。
平本:ありがとうございます! めちゃめちゃ嬉しいです。糸井の考え方としては、僕らは、お客様に良い時間を提供するっていう会社である、と。で、考え方としては「やさしく、つよく、おもしろく」。この順番が大事です。良い時間を提供するための商品だったりコンテンツだったり、こういうラジオみたいに面白い話をする時間もお客様に提供したりという、それに纏わるいろいろなものを僕らが作ってお届けする会社ですね。
タカノ:だからか。ほぼ日のウェブサイトを見ても柔らかさがすごいあるじゃないですか。それは、優しさがあるんですね。
平本:優しくされて嫌な人、多分いないと思うんですね。
Celeina:平本さんは、ほぼ日では「ディレクター」という肩書きだそうなんですが、具体的にはどういったお仕事をされてるんですか?
平本:僕は元々、デザイナーとして入社していて、デザインを使っていろいろなプロダクトやプロジェクトを動かしていたんですが、良い時間を提供するために、とにかくいろいろなものを作ったりするんですね。それはデザインだけじゃなく、今、YouTubeチャンネルやほぼ日がつくるあたらしいお買い物の場、ほぼ日Liveコマァ〜スなどを立ち上げたり、「『生活のたのしみ展』という買い物のフェスをやったり。デザインをしながらチームを作ったり、いろいろプロジェクトを進めたりということで、ディレクターとしてお仕事をさせていただいてます。
タカノ:良い時間を作るために手段を問わないというか、いろんなアウトプットがあるってことですね。
Celeina:ほぼ日で働くようになったきっかけは何だったんですか?
平本:元々、僕は「Cap」というデザインオフィスでデザイナーとして働いてまして、2年間ほどマガジンハウスの雑誌『Casa BRUTUS』のデザインを担当してました。僕、マガジンハウスの雑誌が大好きなのですが、たまたま隣のBRUTUS編集部で糸井さん特集を作っているのをチラッと見て、糸井さん自体は知ってたんですけど、そこで初めてこういう会社をやってるんだっていうのを知って。すごく興味があったんですが、その後、たまたまデザイナーを募集していて、縁あって入社させて頂くという形になりました。
Celeina:平本さん、学生時代からラジオがお好きということで、Instagramのプロフィールにも肩書きみたいに「ラジオリスナー」って書いてあるのを私は拝見したんですが(笑)。
平本:ありがとうございます。書いておいて良かった(笑)。僕、デザインを学生時代からやっていて、課題でも仕事でも、1人で向き合う時間が長いんですけれども、そういう時にラジオを聴くっていうのが、僕のメンタルにもすごく役立っていて。
例えば〆切とかいろいろなものに追われながら仕事をしてるときって、どうしても気持ちがダウンしていったりするんですけど、振り返ってみたときに、そうやって作ったものとリラックスして作ったものって大して変わらないよなと思って。ときにラジオからとりとめのない会話とかを聴くことで、リラックスした状態で良いものをたくさん作れるようになるなと。すごく励まされてます。
タカノ:嬉しいですね、ラジオを発信してる側からすれば。そんなラジオ好きの平本さん、ラジオの魅力といえば音楽も一つの魅力だと思うんですけれども、平本さんにこの時間、ラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。こちら、どんな曲でしょうか?
平本:今回、選んだ理由としては、自分がいかに気持ちよく歌えるかですね。森山直太朗さんの“生きとし生ける物へ”。
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スーパー銭湯で本当に何もしない日
Celeina:平本さん、先ほど仰っていたイベント、ゴールデンウィーク中に開催なんですよね。
平本:そうです。ほぼ日が開催する『生活のたのしみ展』というイベントがあります。ほぼ日に普段、関わりのある雑貨や食べ物など生活に纏わるいろんな商品のお店が集まったお買い物のフェスになっております。たくさんの人に来ていただいて、皆さん、すごく楽しそうにしていただいています。場所は新宿住友ビル 三角広場です。
タカノ:平本さん注目の商品とかあったりしますか?
平本:とにかくいろんなものがあるんで、目移りしちゃうんですけど、そうですね……。ほぼ日と湖池屋さんで一緒にポテトチップスを作ったんですけど、オススメです。
Celeina:楽しみですね。平本さん、お仕事以外で、今、ハマっているカルチャーとかってありますか?
平本:僕はいわゆる普通のスーパー銭湯が大好きで、仕事などで忙しくなったりするときに、1日、本当に何もしない日っていうのを作って、ただダラっとしてるみたいな。朝行って、長いときは閉店ギリギリまでいたりもします。
タカノ:それは過ごし方としては、どういう?
平本:お風呂入って、露天風呂に行って、その後、サウナに行って、外気浴して、1回上がって。何も考えない時間を作って、もう1回お風呂入ってみたいなことの繰り返しです。
タカノ:スーパー銭湯で休憩所にリクライニングチェアとかありますよね。漫画とかも結構あったり。
平本:でも、やっぱり敢えて本当に何もしないっていうのが。
タカノ:インプットさえも打ち切るわけですね。
平本:なかなかできないんですけど(笑)。
Celeina:デジタルデトックス。
平本:そうですね。
Celeina:「FIST BUMP」は、グータッチでつなぐ友達の輪ってことで、お友達を紹介してもらっていますが、平本さんがご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?
平本:はい。イラストレーターのオカタオカさんです。初めて会ったときに、「お名前は、どこで切ったらいいんですか?」って聞いたら、「オカさんってみんな呼んでます」って言ってたんで、オカさんと呼ぶときもあるんですけど、オカタオカさんって。
Celeina:オカタオカさん。仲良くなられた経緯はどうだったんですか?
平本:はい。先ほどお伝えした、『生活のたのしみ展』で、過去に僕がアートディレクション全体をしていた時期に、オカタオカさんのイラストを使って、DMやメインビジュアルなどを作らせてもらったのがきっかけですね。
Celeina:なるほど。オカタオカさんを一言で表すなら?
平本:僕の「味のメンター」ですね。
タカノ:イラストレーターだけど、味のメンター。
平本:美味しい店をたくさん知っていて。彼は九州出身なので、僕が九州に行くときに連絡したりすると美味しい店をすごく教えてくれて。どこ行っても美味しいんですよ。九州だけかと思ったら東京も僕より詳しいみたいな(笑)。
タカノ:ハードル上がっちゃったらアレですけど、楽しみです。ありがとうございます。明日はイラストレーターのオカタオカさんに繋ぎます。
Celeina:「FIST BUMP」今日は、デザイナーの平本泰一さんでした。ありがとうございました。
平本:ありがとうございました。
GRAND MARQUEE
J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann