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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

【第13回】粉川心からYasutaka Okada(kott)への手紙

2026.7.21

#ART

Yasutaka Okada / 岡田康孝(おかだ やすたか)
1985年京都生まれ。音・写真・映像のすべてを自身で産み出す表現者。コントラバス / ダクソフォン / シンセサイザー / ギター / ピアノ / フィールドレコーディング等、自身の作品のサウンド全てを奏でる。宇宙のエネルギー、死後の世界、民族意識とのシンクロ、自然界との関わりを音の波動として世界に解き放つ。2023年、粉川心の呼びかけで結成されたピアノトリオ kott のメンバーとして『FUJI ROCK FESTIVAL 2023』に出演。2025年、1stアルバム『inside』をPenguinmarket Recordsよりリリース。2026年、『KYOTOPHONIE 2026』公式アーティストに選出、『KYOTOGRAPHIE KG+ 2026』にて写真個展『路/Michi』を開催(会場:FOR/M)。Instagram:@yasu.contrabass

自分の音を絶対に曲げないという信念を持ち、音に絶対妥協しない

今回は遂に最終回、コラボアーティスト13組目のYasutaka Okadaについて語っていきたいと思います。

ヤス君とはkottというKyoto experimental piano trioで2年ほど激しくバンド活動をして、その後はBOREDOMSの山本精一さん率いる山本精一Kyoto Alternative Jazz Machineのメンバーとしてもライブをしたり、その他にも色んなセッションで一緒に演奏もしたり、度々家に泊まりに行っては呂律が回らなくなるまで毎回呑み明かすし、ソロ名義ではレーベルメイトだし、そもそも20年来の付き合いだしと、一番近い存在でもあります。

けれど、相入れない全然違う思想もあって凄く遠い存在でもあり、ライバルでもあり、信頼出来る仲間でもあるという何とも複雑なレイヤーが重なりまくったアーティストです。

レーベルメイトだから制作はお手のもので、簡単なのかと思われるかもですが、お互いに知り過ぎているだけあって、絶対に譲れないポイントもわかっているし、一番言うことを聞いてくれないコラボ相手でもありました(笑)。

最初にコラボ企画を打診した時はあっさりと断られ、そこから締め切直前になるまで何度誘っても首を縦には振らず、最終的には、作品に対して何も言わないのでとにかく好き放題に作ってほしいと懇願して、ようやく承諾してもらえました。

彼はそれだけ自分の音を絶対に曲げないという信念を持っているし、音に絶対妥協しないのでとても信頼を置いていますが、とにかくアンコントロールな男です。でもそこまでこだわるだけの音をいつもしっかり表現しているから、やっぱり好きなアーティストなんですよね。

今回も突き抜けた世界観で、THEヤス君ワールド全開の3曲が仕上がっております。ドラムの付け方やサウンド等、ふたりで曲の世界観を真っ直ぐに表現することのみを貫いた3曲は組曲になっていまして、全てを通して聴いた時に全体がダークファンタジーのようなストーリーになっているという仕掛けです。

改めてヤス君に参加してもらって良かったなと、最後の締めくくりに相応しい大作となっています。

まだまだ旅は続きます

そして最後なのでこの企画全体を軽く振り返ってみると、十人十色過ぎるコラボをしてきたなと。2度とやりたくないほど濃厚で大変な企画だったなと。無知だから走れる道もあるのだなと。このしんどさを知っていたらやろうとは思えていなかっただろうと思います。

独特の個性を放つアーティストたちが、それぞれのこだわりを全開にしてくれたおかげで、とっても大変でしたが、本当に最高のプロジェクトになったなと、ようやく全部のリリースを終えてみて深く感じております。

SHIN KOKAWA[13artists × 3works] Release Live オオヤユウスケ(Polaris)× anzu × Yasutaka Okada × SHIN KOKAWA

しかしこれはまだ種蒔きの段階であり、ここからまた1年ほどかけて全国ツアーも始まるし、早くも次のアルバムレコーディングの話が進んでいたり、海外ツアーの話も来ています。まだまだプロジェクトは続きますが一旦一区切りが迎えられて少しホッとした気持ちでいます。

そして毎週このような手紙を書かせていただけて、ちゃんとこのプロジェクトの内容をアーカイブできたことには感謝しかありません。ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。また何か執筆をするような機会があれば楽しんでいただけたらと思います。

長い間関わってくださった全ての皆様、誠にありがとうございました。まだまだ旅は続きますので楽しんで活動を見てもらえたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

粉川心

粉川心(SHIN KOKAWA)長期プロジェクト「13artists×3works」

■プロジェクトコンセプト:身体的負荷の先にある「強いアート」の本質 この途方もない量の制作と連続リリースの背景には、粉川自身の「身体値の限界突破」というテーマがあります。比叡山延暦寺の極限の修行「千日回峰行」から着想を得ており、便利な時代にあえて「質より量」という過酷なアプローチを選択。圧倒的な制作量とライブの継続を通じて、身体 的な負荷の先に見える「強いアート」の本質を突き詰める試みです。また、13週間にわたる活動 そのものをひとつの表現とし、アーティストとしての影響力を拡大しながら、持続可能で心地よいビ ジネスモデルを構築・実証していくという「アートとビジネスの両立」も重要なテーマとして掲げています。

■参加アーティスト(全13組 / 順不同・敬称略)
・zezeco (青木ロビン / manukan)
・ermhoi
・類家心平
・魚返明未
・Noriyuki Inoue (jizue)
・THE BED ROOM TAPE (景山奏 / NABOWA)
・オオヤユウスケ (Polaris)/anzu
・高橋佑成
・早雲
・Momose Yasunaga
・伊藤えり
・八幡亜樹
・Yasutaka Okada (kott)

各種リンク
HP: https://penguinmarket.net/artist/shinkokawa/
Instagram:https://www.instagram.com/drum_shinkokawa/
X(旧Twitter):https://twitter.com/Drum_ShinKokawa
SPOTIFY:https://open.spotify.com/intl-ja/artist/3Vg6ZWLfFLXKgHoE4xbE3k
APPLE MUSIC:https://music.apple.com/jp/artist/shin-kokawa/1575903464

collaborate#13
収録曲:
1.肆/kai
2.忘却
3.幻覚と真実
配信リンク:https://linkco.re/CuuMPHAq

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