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1985年京都生まれ。音・写真・映像のすべてを自身で産み出す表現者。コントラバス / ダクソフォン / シンセサイザー / ギター / ピアノ / フィールドレコーディング等、自身の作品のサウンド全てを奏でる。宇宙のエネルギー、死後の世界、民族意識とのシンクロ、自然界との関わりを音の波動として世界に解き放つ。2023年、粉川心の呼びかけで結成されたピアノトリオ kott のメンバーとして『FUJI ROCK FESTIVAL 2023』に出演。2025年、1stアルバム『inside』をPenguinmarket Recordsよりリリース。2026年、『KYOTOPHONIE 2026』公式アーティストに選出、『KYOTOGRAPHIE KG+ 2026』にて写真個展『路/Michi』を開催(会場:FOR/M)。Instagram:@yasu.contrabass
自分の音を絶対に曲げないという信念を持ち、音に絶対妥協しない
今回は遂に最終回、コラボアーティスト13組目のYasutaka Okadaについて語っていきたいと思います。
ヤス君とはkottというKyoto experimental piano trioで2年ほど激しくバンド活動をして、その後はBOREDOMSの山本精一さん率いる山本精一Kyoto Alternative Jazz Machineのメンバーとしてもライブをしたり、その他にも色んなセッションで一緒に演奏もしたり、度々家に泊まりに行っては呂律が回らなくなるまで毎回呑み明かすし、ソロ名義ではレーベルメイトだし、そもそも20年来の付き合いだしと、一番近い存在でもあります。
けれど、相入れない全然違う思想もあって凄く遠い存在でもあり、ライバルでもあり、信頼出来る仲間でもあるという何とも複雑なレイヤーが重なりまくったアーティストです。
レーベルメイトだから制作はお手のもので、簡単なのかと思われるかもですが、お互いに知り過ぎているだけあって、絶対に譲れないポイントもわかっているし、一番言うことを聞いてくれないコラボ相手でもありました(笑)。
最初にコラボ企画を打診した時はあっさりと断られ、そこから締め切直前になるまで何度誘っても首を縦には振らず、最終的には、作品に対して何も言わないのでとにかく好き放題に作ってほしいと懇願して、ようやく承諾してもらえました。
彼はそれだけ自分の音を絶対に曲げないという信念を持っているし、音に絶対妥協しないのでとても信頼を置いていますが、とにかくアンコントロールな男です。でもそこまでこだわるだけの音をいつもしっかり表現しているから、やっぱり好きなアーティストなんですよね。
今回も突き抜けた世界観で、THEヤス君ワールド全開の3曲が仕上がっております。ドラムの付け方やサウンド等、ふたりで曲の世界観を真っ直ぐに表現することのみを貫いた3曲は組曲になっていまして、全てを通して聴いた時に全体がダークファンタジーのようなストーリーになっているという仕掛けです。
改めてヤス君に参加してもらって良かったなと、最後の締めくくりに相応しい大作となっています。