「彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd」の第3弾『リア王』が、5月5日(火・祝)に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールで初日を迎えた。
2024年5月に吉田鋼太郎が立ち上げた同シリーズは、シェイクスピアの全37作品から吉田が厳選した作品を上演しているもの。その第3弾となる『リア王』では長塚圭史が演出を手がけ、吉田自身がタイトルロールであるリア王を演じる。また、長女のゴネリル役に石原さとみ、義弟の陰謀により追放されるエドガー役に藤原竜也が起用されている。

開幕に合わせて、初日の舞台写真とキャストからのコメントが公開された。
同作の埼玉公演は5月24日(日)まで上演。その後は宮城、愛知、大阪、福岡、岡山の5都市でツアー公演が予定されている。
演出:長塚圭史 コメント
これまでさほど馴染みのなかったシェイクスピア劇、セオリーがないものですから、急に語り出される独白に悩み、豊潤過ぎる台詞にいちいち引っ掛かるという有様でしたが、吉田鋼太郎さんのシェイクスピア愛と知識に導かれるように、みるみる『リア王』の魅力に惹き込まれていきました。血の宿命。老いを通して見つめる人間の業。スペクタクルというよりも濃密な会話劇なのです。言葉の嵐の中にどっぷりと飛び込んで頂ければ幸いです。
リア役:吉田鋼太郎 コメント
今回は、蜷川幸雄氏からシリーズを引き継いだ直後の『アテネのタイモン』以来、9年ぶりにタイトルロールを演じます。気合十分でございます。そのため今回演出は、私が敬愛して止まない長塚圭史氏にお願いしました。長塚氏とシェイクスピアの相性は抜群で、非常に面白い芝居に仕上がっていると思います。私もとても良いコンディションで初日を迎えることができそうです。
今までのシリーズとはまたテイストの異なる、素晴らしいリア王になっていると自負しております。劇場で何が起きているのか、ぜひ、目撃しにいらしてください。劇場でお待ちしています。
ゴネリル役:石原さとみ コメント
ついに幕が上がります。長塚圭史さんと吉田鋼太郎さんの深い解釈とアプローチに、尊敬と大いなる信頼を寄せて挑む稽古は驚くほど楽しく、この素晴らしいカンパニーの一員になれたことに幸せを感じています。先日の衣裳付き通し稽古で見せた役者陣の本気には、この舞台の底なしの面白さに心が揺さぶられました。演じるゴネリルは、思考の速さと強さ、愛に溺れ崩壊する脆さを併せ持つ女性。彼女の正義と貪欲さを掘り下げ、毎ステージで生まれる新たな発見と共に、この役を生き切ります。お楽しみください!
エドガー役:藤原竜也 コメント
演出の長塚圭史さんのもと、カンパニー一同真面目に真摯に向き合い、稽古をしてきました。長塚さんの演出は久々でしたが、温かく的確で僕自身においても、とても実りある時間だったと感じています。
吉田鋼太郎さんをはじめとした、手強い役者の皆さんとともに良い芝居をお見せできるよう頑張ってまいります。
彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd Vol.3『リア王』

<スタッフ>
作:W.シェイクスピア
翻訳:小田島雄志
演出:長塚圭史
彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督:吉田鋼太郎
音楽:阿部海太郎
美術:石原 敬
照明:横原由祐
音響:井上正弘
扮装:柘植伊佐夫
演出助手:神野真理亜
舞台監督:福澤諭志
<キャスト>
吉田鋼太郎
石原さとみ
松岡依都美
矢崎 広
吉田美月喜
中山祐一朗
稲荷卓央
田中佑弥
町田水城
塚本幸男
蔵原 健
本折最強さとし
鹿野祥平
馬場煇平
白倉基陽
山岡隆之介
菊池銀河
山内圭哉
山西 惇
藤原竜也
スウィング:キクチカンキ
舞台写真撮影:宮川舞子
<埼玉公演スケジュール>
期間:2026年5月5日(火祝)~5月24日(日)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ
※ほか宮城、愛知、大阪、福岡、岡山にてツアー公演あり
<公演中イベント>
【さいたまアーツシアター・ライヴ!!】
開場20分前から劇場内光の庭(1階)にて多彩なメンバーによるライヴ演奏を行います。大ホールのロビー開場をお待ちいただく間に是非お立ち寄りください。
開催日:
5月9日(土)12:30/18:00
5月10日(日)13:30
5月16日(土)12:30/18:00
5月23日(土)12:30/18:00
5月24日(日)12:30
【鑑賞サポート対象公演】
鑑賞サポート実施回/視覚や聴覚に障がいのあるお客様へのバリアフリー音声ガイドやバリアフリー日本語字幕機器の貸し出しを行います(事前申込制)。
開催日:
5月22日(金)13:30
5月23日(土)12:30
<宮城公演>
期間:2026年5月29日(金)~31日(日)
会場:仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
主催:仙台放送/仙台市市民文化事業団
お問い合わせ:仙台放送 022-268-2174(平日11:00~16:00)
<愛知公演>
期間:2026年6月5日(金)~7日(日)
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
主催:中京テレビクリエイション
お問い合わせ:中京テレビクリエイション 052-588-4477 (平日11:00~17:00/土・日・祝日 休業)
<大阪公演>
期間:2026年6月11日(木)~14日(日)
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
主催:梅田芸術劇場/ABCテレビ
お問い合わせ:梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~13:00/14:00~18:00)
<福岡公演>
期間:2026年6月19日(金)~21日(日)
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール
主催:インプレサリオ/RKB毎日放送
協力:北九州芸術劇場
お問い合わせ:インプレサリオ 092-600-9238(平日11:00~15:00)
E-mail:info@impresario-ent.co.jp
<岡山公演>
期間:2026年6月25日(木)~27日(土)
会場:岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場
主催:公益財団法人岡山文化芸術創造
共催:岡山市
お問い合わせ:岡山芸術創造劇場ボックスオフィス 086-201-2200(休館日を除く10:00~18:00)
<ストーリー>
古代ブリテン。老境に達したリア(吉田鋼太郎)は、国を分割して3人の娘に与え、自らは退位することを決める。長女ゴネリル(石原さとみ)と次女リーガン(松岡依都美)は巧みな言葉で父を讃え領地を得るが、虚飾を拒んだ末娘コーディーリア(吉田美月喜)は勘当される。
コーディリアを擁護した忠臣ケント伯爵(山内圭哉)も追放されるが、変装してリアに再び仕えることを選ぶ。やがてリアの一行に嫌気がさしたゴネリルとリーガンから疎まれたリアは、道化とともに荒野をさまようことになる。
一方、リアの家臣グロスター伯爵(山西 惇)は、私生児エドマンド(矢崎 広)の策略により、長男エドガー(藤原竜也)を追放してしまう。狂気を装いさまようエドガーは荒野でリアと遭遇する。
グロスターは、裏切りにより変わり果てたリアを助けようとするが・・・


