ゴダールが放棄した素材を再構築、ドキュメンタリー映画『1PM』

映画『1PM－ワン・アメリカン・ムービー』が4月22日に公開される。

同作は、ジャン＝リュック・ゴダールが1968年に渡米し、映画撮影した様子を記録したドキュメンタリー映画。『1AM』（『ワン・アメリカン・ムービー』）という企画のためにアメリカに渡ったゴダールは、アメリカ合衆国の反体制的な政治と文化の状況に目を向け、リーコックとペネベイカーがカメラを回していた。しかし編集段階で企画が頓挫。ゴダールが放棄したフッテージをペネベイカーが繋ぎ合わせて制作した作品が『1PM－ワン・アメリカン・ムービー』となる。

また、同作のK’s cinemaでの上映期間中には、ゴダール監督作『中国女』がリバイバル上映されるほか、『中国女』を巡ってゴダールがニューヨーク大学の学生たちと議論を交わす様子が収められている『ニューヨークの中国女』も初上映される。