森山直太朗のドキュメンタリー映画『素晴らしい世界は何処に』が、3月28日(金)より2週間限定で全国公開される。また、新ビジュアル、新予告映像も解禁された。
2022年から約2年間で107本に及んだ20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』の映像作品をもとに、新しい映像と楽曲を取り入れて再構成された同作。同ツアーの旅路と、その終着点となった両国国技館公演のライブ映像に加え、ツアー中に父の死と直面した森山にフォーカスをあてた内容となっている。監督は、森山初のドキュメンタリー映画となった2019年公開『人間の森をぬけて』に引き続き番場秀一が務めた。
『素晴らしい世界は何処に』は2024年10月に大阪、京都、東京、埼玉の4都市で上映されていたが、多くの反響があったことから全国公開が実現。森山と番場によるコメントも発表された。
森山直太朗コメント
ツアー『素晴らしい世界』107本の軌跡とその果てに辿り着いた両国国技館でのライブが番場秀一監督の手によってドキュメンタリー映画になりました。
お客さん、そしてメンバー、スタッフみんなで作り上げた舞台やその景色が映画という形になるということ。この年齢になって卒業アルバムを受け取ったような何処か気恥ずかしく、初々しい気持ちでいっぱいです。
又、この作品はツアー中に亡くなった父との別れと拭いきれない親と子のしがらみから解放されていく自分自身の心が描かれた物語でもあります。音楽の一面だけでなく、いつからか抱えてしまった言語化できない苦しみの中にいる同世代の人や親子の方にもご覧いただきたいです。
いつかの日か本当の自分に再会するために、二度とない今を人は生きている。スクリーンの越しに広がる“素晴らしい世界”であなたと出会えることを心に描きながら。
番場秀一コメント
ツアー映像として撮影したものが、このような形で映画となりさらには全国上映されることになって嬉しいです。この映画は、ライブを記録したドキュメンタリーではなく、家族とのつながりにも触れた映画となっており、たくさんの人の心に届く作品になっているのではないかと思います。また映像だけでなく音も素晴らしいので、ぜひ映画館でご覧になってください。
また、新ビジュアルは、モノクロの中で唯一着色された赤の旗が際立つデザインとなっている。森山がマイクを片手に旗を精一杯振る様子が描かれ、センターには「旅の最後に辿り着いた場所は真っ白い世界だった」という縦書きのコピーが添えられている。
そして、新予告映像は、前半では”素晴らしい世界”、後半では主題歌”新世界”が流れる。ライブ映像とともに父への想いが語られ、最後には「わかる?」「わかった?」という文字と声が残されている。
映画『素晴らしい世界は何処に』

2025年3月28日(金) 2週間限定 全国公開
■監督:番場秀一
■出演:森山直太朗
■主題歌:『新世界』 森山直太朗
■製作:SETSUNA INTERNATIONAL
■宣伝協力:ユニバーサル ミュージック合同会社
■配給:アスミック・エース
2025年│日本│カラー│101分│ヴィスタ│5.1ch
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