『第16回下北沢映画祭』が9月21日(土)から23日(月・祝)の3日間、北沢タウンホール、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』、トリウッドの3会場で開催決定。全プログラムが解禁された。
『下北沢映画祭』は、クリエイティブな街として知られる東京・下北沢で、映像作家の発掘 / 育成を行うとともに、映像に係わる人々の裾野を広げていくことを目的に2009年から毎年開催。ジャンルを問わないコンペティションをメインプログラムに、⾳楽や演劇、ファッション、グルメなどさまざまなカルチャーを切り⼝にしたプログラムが行われる。
北沢タウンホールでの9月21日(土)のテーマは「街と人」。『夜明けのすべて』など話題作の映画編集者として活躍中の大川景子監督による『Oasis』や、2022年に杉並区長選挙に政治経験なしで立候補し、12年続く現職区長を破った岸本聡子と、彼女を支えた住民たちに密着したドキュメンタリー『映画 ◯月◯日、区長になる女。』、そして今泉力哉監督が若葉竜也を主演に迎え、変容する「文化の街」下北沢を舞台にした『街の上で』が凱旋上映される。
翌22日(日)のテーマは「音楽と人生」。下北沢にもゆかりが深く、2024年4月に92歳でこの世を去ったピアニスト、フジコ・ヘミングの初ドキュメンタリー『フジコ・ヘミングの時間』、ボーカリスト・Kの急逝で活動休止したPay money To my Painの一夜限りの復活ライブを含む歩みに密着した記録映画『SUNRISE TO SUNSET』が上映される。
最終日の23日(月・祝)には、目の見えない人に「手話」を届ける「音声ガイドづくり」のドキュメンタリー『こころの通訳者たちWhat a Wonderful World』がバリアフリー字幕つき / 音声ガイド対応(UDCast)で上映。ゲストとして同作プロデューサーの平塚千穂子も登壇する。さらに応募総数380作品の中からノミネートされた10作品を上映するコンペティションも実施。レギュラー審査員である直井卓俊、大槻貴宏、轟夕起夫に加え、横浜聡子がゲスト審査員を務める。
そのほか、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』 では、 俳優 / モデルとして活躍する山本奈衣瑠の出演作『冬物語』『夜のまにまに』『走れない人の走り方』が3日間で一挙上映される。トリウッドでは、東京・聖蹟桜ヶ丘のカフェキノコヤにゆかりある監督たちが集結し、同カフェの5周年を記念して製作された短編オムニバス映画『青い鳥』が上映される。
北沢タウンホールのプログラムのチケットは8月24日(土)正午よりPassMarketにて発売。『K2』上映作品は9月17日(火)より、トリウッド上映作品は上映3日前よりそれぞれの劇場公式サイトにて発売予定。