太田達成監督による映画『石がある』が9月6日(金)に公開されることが決定した。
東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事し、修了作品『ブンデスリーガ』が『PFFアワード』やスペインの『FILMADRID』に入選した太田にとって、自身初の劇場公開作となる同作。旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた主人公が川辺で水切りをしている男と出会い、束の間の時をすごす心情のなびきや偶然性の豊かさを捉えた内容となっている。
主人公は小川あん、男は加納土が演じ、スタッフには『すべての夜を思いだす』監督の清原惟、『夜明けのすべて』編集の大川景子、『彼方のうた』音響の黄永昌らが参加。音楽はシンガーソングライターの王舟が手がけている。
なお、『石がある』は2022年開催の『第23回東京フィルメックス』で日本初上映。その後『第73回ベルリン国際映画祭』を皮切りに10以上の国際映画祭から招待され、2年近くの月日を経て劇場公開される運びとなった。
公開決定に際し、グラフィックデザイナー / アートディレクターの脇田あすかが手がけたポスタービジュアルが解禁。メインキャスト二人が川原で石積みするシーンを切り取った写真の右上には「石」が配置され、背景には黄色い文字で英題『There is a Stone』が大きく表記されたデザインとなっている。
『石がある』
日本 / 2022 / 104 分 / カラー スタンダード / 5.1ch / DCP
監督・脚本:太田達成
出演:小川あん、加納土
稲垣創太、稲垣裕太、秀、瀬戸山晃輔、山下光琉
五頭岳夫、チャコ
プロデューサー:田中佐知彦、木村孔太郎
撮影:深谷祐次|録音:坂元就|整音:黄永昌|編集:大川景子|制作:遠山浩司|演出助手:中島光|撮影助手:安楽涼|コンポジット:片山享
|助監督:清原惟|スチル:柴崎まどか|音楽:王舟
製作・配給:inasato|制作協力:Ippo|配給協力:NOBO、肌蹴る光線|ビジュアルデザイン:脇田あすか|サイト制作:浅倉奏|宣伝:井戸沼紀美
|宣伝協力:プンクテ
特別協賛:株式会社コンパス|協賛:NiEW
コピーライト:©inasato
公式サイト:https://ishi-ga-aru.jp/