映画『かくしごと』の新場面写真が解禁された。
6月7日(金)に公開される同作は、北國浩二著『噓』が原作で、杏を主演に迎えた、子を守る母親の強烈な愛と嘘の物語。3月より公開中の『燃えるドレスを紡いで』も手がけた関根光才が脚本 / 監督を担当しており、関根にとって2018年の『生きてるだけで、愛。』に続く第二作目の長編映画となる。主題歌は羊文学による書き下ろし楽曲“tears”となっている。
自身も2児の母である杏は「今の自分だからこそ演じることができる」と語り、母・千紗子役を熱演。認知症を患い娘のことすら忘れ、日に日に別人のように衰えてゆく千紗子の父・孝蔵役には、名優の奥田瑛二。「嘘」によって千紗子の息子として暮らす少年役にNHK連続テレビ小説『スカーレット』でも広く知られた中須翔真。さらに佐津川愛美、酒向芳、安藤政信といった実力派俳優が脇を固める。今回公開された場面写真は、千紗子、孝蔵と家族として過ごす拓未の様子を捉えている。
『かくしごと』
脚本・監督:関根光才
出演:杏 中須翔真 佐津川愛美 酒向 芳 / 安藤政信 奥田瑛二 ほか
原作:北國浩二「噓」(PHP 文芸文庫刊)
音楽:Aska Matsumiya
主題歌:羊文学「tears」F.C.L.S.(Sony Music Labels Inc.)
製作幹事:メ~テレ ホリプロ 企画・制作:ホリプロ 配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024「かくしごと」製作委員会
2024 年/日本/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128 分
<STORY>
絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始めるのだった。
ひとつの“嘘”からはじまった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の三人の生活。最初はぎこちなかった三人だが、次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった。
許されないとわかっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで少年を守ろうとしたのか。そして、このひとつの嘘から明かされていく、それぞれの<かくしごと>とは―。ラスト、彼女が知る真実に、あなたもきっと涙する。