Dos Monosが第二期の活動スタートを宣言し、新アルバム『Dos Atomos』を5月にリリースする。
MC / トラックメーカーの荘子it、MCのTaiTan、MC / DJの没 aka NGSによるラップトリオ・Dos Monos。『SUMMER SONIC』をはじめとした国内外のさまざまなイベント / フェスへの出演や、ミュージシャンにとどまらない幅広いジャンルのコラボレーションを積極的に行っていた。しかし、2023年の作品『Dos City (Deluxe)』と『DMAN [excerpt]』のリリースをもって第一期の活動を終了。2024年3月から「Dos Monos第二期」を始動することがアナウンスされていた。
情報解禁に伴い、写真作家・Ryu Ikaによる撮り下ろしの新アーティストビジュアルも公開。第二期始動にあたって、荘子itによるコメントも発表された。
【第二期始動にあたって荘子itコメント】
”Dos”と”Monos”はそれぞれスペイン語で「2」「猿」を意味し、第一期Dos Monosは「猿2.0(=人間とは似て非なる存在、異なる進化をした人間界のバグ)」として、現行のシーンのオルタナティブを目指してきた。デビューアルバムの”Dos City(もうひとつの街)”というタイトルにも、東京育ちの自分達がやる音楽を「東京の音楽」として一括りにされたくないという強い反骨心を込めていた。
しかし、その後世界各国でツアーをする中で、単にオルタナティブであるということは、日本の外に出てみればむしろ自明の前提に過ぎないという感触を得た。共演した世界最高峰のアーティスト達は、誰もがオルタナティブであると同時に、それぞれのルーツを感じさせるが故に説得力のある音楽をやっていた。自分達だって、良くも悪くも「日本からやってきたオルタナティブ」として認識され、聴かれていることを肌で感じた。
さらに言えば、各個人が全くバラバラに活動する自分達は、グループとしていつ分裂してもおかしくないギリギリの状態だった。そんな中、疲れ果てたヨーロッパツアーの帰りの飛行機の中で、僕が次のアルバムのキーとなるアイディアをメンバーに語った(僕自身、朦朧状態で喋りながら自分がそんなことを考えていたのかと驚いた)時に、それまでのどんよりとした倦怠感が、急に太陽が差し込んだように晴れ渡った。
こうした体験を契機とし、改めて自分達、ひいては日本の核にあるものをコンセプトとして据え直し、第二期Dos Monosへと移行することを決めた。
“Monos”はスペイン語では「猿」だが、ギリシャ語の”Monos”は「単一の」という、”Atom(=原子)”の語源であるギリシャ語の”Atomos(=それ以上分割できないもの)”と非常に近い意味をもった単語だ。第二期Dos Monosはこちらの意味を採用し、これまでの「ドス猿」というある種のステレオタイプをなぞってもいた表象を捨て、より本質的な自分達の姿である「ドスアトモス」、即ち、核融合によって光り輝く太陽のオルタナティブを目指して、新たに始動する。
また、6月15日(土)に『Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4』を東京・恵比寿のLIQUIDROOMで開催することも決定。イベントにはスペシャルゲストの出演が予定されており、チケットは4月10日(水)までイープラスでプレオーダーを行っている。
【イベント情報】
▼Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4
日程:2024年6月15日(土)
会場:恵比寿LIQUIDROOM
OPEN / 17:00
START / 18:00
一般:¥5,000
UNDER 23:¥3,500
出演:Dos Monos & Special Guest
チケットプレオーダー:https://eplus.jp/sf/detail/4074150001-P0030001
プレオーダー期間:3月28日(木) 20:00~4月10日(水)23:59