『SXSW Music Festival 2024』が行われるアメリカ・テキサス州オースティンで、現地時間3月12日（火）にFRIENDSHIP.、Spincoaster、The Orchard Japanがプレゼンターを務める日本アーティストのオフィシャルショーケースライブ『INSPIRED BY TOKYO』が開催される。会場はRed River StreetにあるElysium。
『SXSW』（サウス・バイ・サウスウエスト）は、毎年3月にアメリカ・テキサス州オースティンで開催される音楽 / 映画 / テクノロジーなどのクリエイティブの祭典。アーティストがショーケースライブを披露する『SXSW Music Festival』をはじめ、世界中のスタートアップ企業によるピッチコンテストやカンファレンスセッション、若手クリエイターの映像作品がプレミア上映される映画祭などが同時開催され、2024年の会期は3月11日（月）から16日（土）までとなっている。
『INSPIRED BY TOKYO』は「TOKYO」をキーワードに掲げ、日本をはじめとするアジアの次世代アーティストの紹介を目的に行われるショーケースライブで、The fin.、ドミコ、Helsinki Lambda Club、Wez Atlas、くだらない1日、luvisという日本国内外で活動する6組が出演する。
神戸出身の2人組のThe fin.は、1980～1990年代のシンセポップ 、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープで、The Last Shadow PuppetsやPhoenix、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポートを経験。2019年には、バンド自身最大規模となる中国で全13公演15,000人キャパシティのツアーを行い、全公演ソールドアウトを記録。2023年にも2回にわたる中国ツアーを実施して不動の人気を得ており、2023年12月には2年ぶりのシングル”Swans”をリリースした。
ドミコは、さかしたひかる（Vo / Gt）と長谷川啓太（Dr / Cho）によって2011年に結成されたデュオ。2016年から2019年にかけて『soo coo?』『hey hey,my my?』『Nice Body?』 それぞれ異なる音楽スタイルのアルバムを3枚リリース。ステージ上では、2人だけで音を重ね原曲を自在に操って演奏するライブスタイルが特徴で『FUJI ROCK FESTIVAL』などの国内大型フェスのほかに、中国ツアーや『SXSW』を含む全6箇所のアメリカツアー、台湾公演等を経て、『SXSW 2024』に出演する。
Helsinki Lambda Clubは、2013年夏に結成された3人組のロックバンド。 サーフロックからサイケデリックまでをも取り入れる実験的なサウンドが特徴で、2019年5月には初の海外公演を香港で成功させ、同年には北京、上海、台湾でもライブを行った。2020年11月にリリースした2ndフルアルバム『Eleven plus two / Twelve plus one』の収録曲”ミツビシ・マキアート”は、Helsinki Lambda Clubが敬愛するVampire Weekendの曲名をふんだんにオマージュした歌詞で、Vampire Weekendのライブに行く男女を歌っており、言語の壁を越えて耳にしたメンバーからも絶賛されている。
日本とアメリカをルーツに持つWez Atlaは、日本語と英語を自由自在に操るラップが魅力的なヒップホップアーティスト。HYPEBEAST JAPANによる注目のU20アーティストに選ばれるなど、今後の活躍が期待される次世代アーティストの一人で、2023年3月には2枚目となるミニアルバム『This Too Shall Pass』を発表。Helsinki Lambda Clubのミニアルバム『Hello, my darkness』の収録曲”Mystery Train”に客演として参加している。
くだらない1日は、2016年に福岡で結成し、現在東京を拠点とするエモバンド。 ボーカル / ギターの高根ダイスケ、ギターの太陽、ベースの河合の3人で活動している。American FootballなどのUSインディロックを彷彿とさせる楽曲や、ANORAK!やAGATHAなどのエモ〜ポストロックの流れを汲んだ国内シーンの次世代アーティストとして注目を集める。3月には約2年ぶりのアルバム『どいつもこいつも』をアイドルグループ・BiSHなどのプロデュースで知られるWACK内のレーベル・WACK RECORDSからリリースする。
京都出身のZ世代シンガーソングライター / トラックメイカーのluvis（ルービス）は、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、R&B、オルタナティブロックなどから影響を受けたchillでエモーショナルなトラックが特徴。シンガーソングライターのI’mとコラボした”夏果つ”やトラックメイカーのWAZGOGGと共作した”miso soup”などをリリースしているほか、2023年には100年以上前から日本各地で愛唱されている”ふるさと”のカバーを含むEP『from pier』を発表。初めて生バンド録音で制作を行い、DTMでは出せない生々しさとluvisの有機性が溶け合った作品となっている。
また前日の3月11日（現地時間）には、日本最大級のライブサーキットフェス『TOKYO CALLING』によるショーケースイベント『TOKYO CALLING showcase LIVE supported by The Orchard Japan』が同じくElysiumで開催。打首獄門同好会、東京初期衝動、バックドロップシンデレラ、HALLEY、眉村ちあき、CHAMELEON LIME WHOOPIEPIEの出演がアナウンスされている。
＜SXSW MUSIC FESTIVAL 2024＞
『INSPIRED BY TOKYO』
2024/3/12 (Tue) Austin, TX – Elysium
TIME: 20:00-26:00
LINE UP: The fin. / Wez Atlas / Helsinki Lambda Club / ドミコ / くだらない1日 / luvis
『TOKYO CALLING showcase LIVE supported by The Orchard Japan』
2024/3/11(Mon) Austin, TX – Elysium
TIME: 20:00-26:00
LINE UP: 打首獄門同好会 / 東京初期衝動 / バックドロップシンデレラ / HALLEY / 眉村ちあき/ CHAMELEON LIME WHOOPIEPIE
