映画『VESPER』が1月19日(金)に日本公開されることが決定し、邦題が『VESPER/ヴェスパー』となった。
『第40回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭』で最高賞(金鴉賞)を受賞した同作は、生態系が壊れてしまった地球が舞台。一部の富裕層が城塞都市「シタデル」に暮らし、ほとんどの貧しい人々は危険な外の世界で僅かな資源を奪い合うように生活している。そんな中、寝たきりの父とふたりで暮らす少女・ヴェスパーが、シタデルの権力者の娘であるという倒れた女性・カメリアを発見し、彼女と墜落した飛行艇に乗っていた父親を探すことになるダークファンタジーSF作品となっている。
監督と脚本は、『ナイトメアは欲情する』を手がけたリトアニア出身のクリスティーナ・ブオジーテとフランス出身のブルーノ・サンペルが共同で務めた。ヴェスパー役は『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』、アカデミー賞受賞『博士と彼女のセオリー』に出演したラフィエラ・チャップマンが演じる。その他出演者にはエディ・マーサン、ロージー・マキューアン、リチャード・ブレイクが名を連ねている。
また日本公開日の決定と同時に本予告も解禁された。監督たちがジム・ヘンソンや宮崎駿らに影響を受けたと語る「壊れた地球」の景色、ヴェスパーと同じ飛行艇の行方を追う残忍なヴェスパーの叔父・ヨナスの姿などが含まれている。
『VESPER/ヴェスパー』
監督:クリスティーナ・ブオジーテ、ブルーノ・サンペル
脚本:ブルーノ・サンペル、クリスティーナ・ブオジーテ、ブライアン・クラーク
撮影:フェリクサス・アブルカウスカス、音楽:ダン・レヴィ、編集:スザンヌ・フェン
出演:ラフィエラ・チャップマン、エディ・マーサン、ロージー・マキューアン、リチャード・ブレイク
2022年/フランス、リトアニア、ベルギー/英語/114分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:北村広子
原題:VESPER/G/配給:クロックワークス
© 2022 Vesper – Natrix Natrix, Rumble Fish Productions, 10.80 Films, EV.L Prod