ムニの舞台『ことばにない』の後編が11月9日(木)から19日(日)まで、東京・こまばアゴラ劇場で上演される。
ムニは劇作家・演出家の宮崎玲奈が主宰となり2017年に旗揚げされた演劇カンパニー。演劇における虚構とリアルとの境界を探りながら創作を行っている。
2022年11月に前編が上演された『ことばにない』。後編となる今公演は、元高校演劇部であったことを共通点に友人関係にある、20代後半の朝美、かのこ、ゆず、美緒が、困難さの中で、それぞれの隠された欲望を求めていく、レズビアンの女性を中心とした4人の女性の物語となっている。宮崎は「前編では呪いの可視化(問題提起)、後編では呪いを解く(問題解決)を指針としています。女性であり、同性愛者であるアイデンティティについて、2023年の現在地としてのフィクションの力をもって聞き、語ることを目指します。」と述べている。
作・演出を務めるのは宮崎玲奈。出演者には石川朝日、浦田かもめ、黒澤多生、田島冴香、豊島晴香、南風盛もえ、藤家矢麻刀、古川路、巻島みのり、ワタナベミノリ、和田華子が名を連ねている。
また『ことばにない』後編の上演に先駆けて、前編の上演映像がYouTubeにて72時間無料配信される。3週にわたって1幕ごとの公開となり、1幕は10月21日(土)21時から72時間、2幕は10月28日(土)21時から72時間、3幕は11月4日(土)21時から72時間視聴可能となる。
同公演中にも前編の映像上映が行われる。公演の詳しいスケジュールについては、公式サイトをチェックしよう。