劇団普通の舞台『写真』が10月19日(木)から22日(日)まで、東京・祖師谷のカフェムリウイで上演される。
劇団普通は、脚本・演出・俳優の石黒麻衣が主宰の団体。家族、兄弟、友人のような間柄の人々の日常生活を題材とし、独自の会話における間と身体性によって醸し出される緊張感を特徴としている。
同作は、田舎に家を買って暮らす夫婦と、隣町に住む、妻の独身の弟を中心に、地方で暮らす大人だけの家族のささやかな生活を全編茨城弁で描く。作・演出を務めるのは石黒麻衣。出演者には後藤飛鳥、近藤強、用松亮が名を連ねている。

【石黒麻衣のコメント】
近年は王子小劇場、三鷹市芸術文化センター星のホールなど大きな劇場での公演が続いておりましたが、今回は祖師ヶ谷にございますカフェムリウイにて、劇団の転換点となりました作品『病室』初演以来の「舞台に手が届きそうな」距離感での上演となります。
ささやかな家族の日常を描き細部に光を当て続けてきた私の作品にとって、お客様と一体となるようなこの距離感は劇団普通の表現活動の原点です。私石黒と共に作品も歩みを進めてきた今、カフェムリウイの素晴らしい空間で、劇団普通の原風景のようであり最新作である作品『写真』をご覧いただけることを大変楽しみにしております。是非足をお運びいただけますと幸いです。