シアターコクーンによる『コクーン アクターズ スタジオ』の開講が発表された。
『コクーン アクターズ スタジオ』は、東京・渋谷にある複合文化施設『Bunkamura』の芸術監督である松尾スズキが主任を務める、若手を対象とする演劇人の養成所。『Bunkamura』の長期休館に伴い、次世代の演劇の担い手の育成プログラムの一環として開講する。
講師主任は松尾スズキが務める。そのほか、杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾が演技基礎、藤間貴雅が日本舞踊および所作、振付稼業 air:manがダンス、蔵田みどりが発声および歌唱を指導するなど、多角的に能力を磨くためのカリキュラムが用意されている。
初回となる2024年度のレッスンは、2024年4月から2025年3月まで。2025年3月に、受講生の1年間の成長の成果を発揮する場として、同スタジオ講師でもある杉原邦生が演出を務める有観客の発表公演が予定されている。また、シアターコクーンが製作する実際の公演の創作現場を見学および出演する機会があるほか、ゲスト講師による特別ワークショップも開催予定となっている。
『コクーン アクターズ スタジオ』の第1期生の応募は、6月23日まで受付中。 詳しくは特設サイトをチェックしよう。
【松尾スズキ コメント】
劇団をふくめ、周りに俳優仲間はたくさんいれど、気がつけば皆、中年も半ば過ぎ。
もちろん頼りになるけれど、そういう人ばかりでは物語が作れないという現実。
その高い壁におののいている松尾です。
となると、若い芝居の仲間がほしい。
なので、急ですが、スクールを始めます。
30 数年、俳優として演出家として培ってきた、演技に関するあれこれを伝えたい。
これからの芝居の戦力がほしい。ただそれだけです。お待ちしてます。