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美容師の嶋津一馬は、サロン兼ギャラリーの「NUKLEN.」で新しい美容室の形を探る

2025.6.24

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

5月29日は、ダンスアーティストのハラサオリさんからのご紹介で、美容師の嶋津一馬さんが登場。美容師を志した経緯や、全国を旅しながら髪を切り続けた日々のほか、人とアートが交差するサロン兼ギャラリー「NUKLEN.」についても伺いました。

美容師は、「人と関わる」ことと「ものを作る」ことが両方できる仕事

Celeina(MC):嶋津さんの Instagramを拝見すると、さまざまなヘアカラーやスタイルが紹介されていて、どれもとても印象的でスタイリッシュですよね。今日は、そういったヘアスタイルの工夫や想像力についてお聞きしたいと思います。まず、美容師を目指したきっかけについて教えていただけますか?

嶋津:小学生や中学生の頃から、工作や夏休みの自由研究などで「ものを作ること」が好きでした。人と直接関わることにも魅力を感じていたので、子どもの頃から「ずっとデスクに向かうような仕事は自分には向いていない」と思っていたんです。中学生の頃、姉が美容学校のパンフレットを持ち帰ってきたのですが、そのパンフレットを見たときに「これだ」と感じました。実はそれまで美容室は少し苦手だったんですが、パンフレットに載っていた美容師の方たちがとても輝いて見えたんです。「人と関わる」ことと「ものを作る」ことがリンクしていて、その両方ができる仕事だと思い、美容師を志しました。中学生の頃には、教室の外で友人の髪を切ったりしていたんですよ。

Celeina:まさに「青空美容室」ですね。素敵なお話です。

タカノ(MC):確かに、美容師の仕事は人と関わることが基本にありつつ、髪をデザインするという要素も大きいですよね。

Celeina:髪は伸びてしまうものなので、ある意味「儚い芸術」と言えるかもしれません。その点についてはどう感じていらっしゃいますか?

嶋津:そうですね、一度カットしてしまうとすぐに元には戻りませんが、時間が経てばまた伸びてきます。髪型はその人の人生の流れと共に移ろっていくもので、そこにとても魅力を感じるんです。また、一度きりの勝負のようでもありつつ、長く記憶に残るものでもあるんですよね。写真を見返したときに「あの頃の髪型だ」と思い出せたり、自分が手がけたスタイルだとすぐに分かったりする。そうした点に、やりがいを感じています。

1人旅の経験も活かして「自分が行きたい場所へ行き、そこで髪を切る」スタイルを試した

タカノ:嶋津さんは全国を巡って髪を切っていらっしゃったそうですね。どのような経緯で始めたのですか?

嶋津:10年間勤めた原宿のサロンを辞めたあと、自分の店を持つことも考えたのですが、美容室はすでに全国にたくさんありますし、「他とは違う生き方ができないか」と思ったんです。僕はもともと旅が好きで、インドなどに1人旅をしていた経験もあったので、そうした感覚で「自分が行きたい場所へ行き、そこで髪を切る」スタイルを試してみようと思いました。毎月1〜2か所、福岡、沖縄、北海道などへ赴き、現地の美容室を借りて施術をしていましたね。

Celeina:集客はInstagramなどを活用していたんですか?

嶋津:はい、基本的にはInstagramですね。ありがたいことに、原宿時代も遠方から来てくださるお客様が多かったんです。ただ、2020年にフリーランスになった直後、コロナ禍で移動が難しい時期がありました。東京に行ったことを周囲に言えないというお客様もいて、「Instagramに載せないでください」とお願いされたこともあります。そんなとき、自分が地方に出向くことで「会いやすくなった」と喜んでいただけたのは、大きな励みでした。

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