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直感と出会いを大切にする濱崎幸友は、ギャラリー「LOWW」で新しい価値観を提供する

2024.8.15

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月23日は、「1977RECORDS」のLODIOさんからの紹介で、目黒区大岡山にあるギャラリー「LOWW」の濱崎幸友さんが登場。「LOWW」の展示内容やギャラリーとして目指している理想のほか、濱崎さんと繋がりの深い海外アーティストについても伺いました。

アート好きから近所のおばあちゃんまでが集うギャラリー「LOWW」

Celeina(MC):昨日LODIOさんが濱崎さんのことを、「控えめな情熱家」とおっしゃっておりました。濱崎さんは、目標や夢について他の人には語らず自分の中に秘めて、戦っているタイプですか?

濱崎:そうですね。気づいたら、周りも巻き込んでいるタイプです。

Celeina:巻き込み型なんですね。去年、濱崎さんが目黒区の大岡山にオープンされたギャラリー「LOWW」はどんな作品を扱っているんでしょうか?

濱崎:基本的にはいわゆるギャラリーなんです。ただ特筆すべき点でいうと、画家のジャン=ミシェル・バスキアが、生前一緒にバンドをやっていた、ニコラス・テイラーさんのアジア圏のマネージメントを僕がやっているんです。他にもマネージメントしている方は何人かいるんですが。あとは、現代のコンテンポラリーな作家さんの作品もありますし、ヘルムート・ニュートンのような昔の作家の作品も展示しています。

タカノ(MC):もともと濱崎さんは何をされていたんですか?

濱崎:今もやっていますが、1番最初のキャリアはDJです。

Celeina:DJからアートの世界へ。

濱崎:はい。その間に、音楽レーベルもやっています。

タカノ:「LOWW」で展示しているのは、どちらかというと海外の方の作品が多いんですか?

濱崎:海外の方の作品が多いかもしれないです。でもお越しになるお客様はそれぞれですね。アート好きな方から、近所のおばあちゃんまで来てくれます。

タカノ:アート初心者の方でもウェルカムな感じですか?

濱崎:全然ウェルカムです。「LOWW」をちょっとしたサロンっぽくしたいと思っていて、そこで出会った方たちが、ギャラリーから帰る時には新しい価値観を1個持っているみたいな空間が理想ですね。

DJも店舗選びも直感を大切に

Celeina:大岡山という場所を選ばれたことには何か理由があるんですか?

濱崎:近所だったからですね。今「LOWW」がある通りにかっこいいお店が何軒かあって、大岡山に引っ越してから半年ぐらいずっと気になっていたんです。僕の友達がやっている「装身具LCF」というジュエリー屋さんとかもあって。それである日、その通りを歩いていたら、空いているっぽい物件を見つけたんです。「空いています」など貼り紙があったわけではなかったんですが、その隣が不動産屋さんだったので、そこで「空いていますか?」と聞いて借りました。

Celeina:すごい。濱崎さんは、直感で動けるタイプなのでしょうか?

濱崎:ほぼ直感ですね。

Celeina:じゃあDJをする時は、事前にかける音楽を決めずに、フィーリングや直感で選ぶのでしょうか?

濱崎:そうです。結局その日にどういう方が何人ぐらい来るかなど、その場に行かないとわからないので、直感で選んでいますね。

タカノ:ギャラリー「LOWW」がオープンして1年少し経ったとのことですが、1年間やってみていかがですか?

濱崎:おじいちゃんやおばあちゃんといった地元の方が来てくれて、「昔は銀座の画廊に行っていたけど、最近は腰が悪くなってあんまり行けないから、近くにギャラリーができてくれて嬉しい」みたいに言ってくださることが、とても嬉しいです。ハードコアなことだけをやるのもいいですが、街と共存するのも重要かなと思っています。

タカノ:僕はあまり大岡山に馴染みがないのですが、街の雰囲気はどういう感じですか?

濱崎:東京工業大学という大きな大学があるので、若い方は多いです。ただ、「LOWW」がある通りは、メインの商店街じゃなくて裏の通りになるので、わりとひっそりしていますね。その代わり、ユニークなお店があるような場所です。

Celeina:「LOWW」を目当てに、初めて大岡山へいらっしゃる方もいるでしょうね。

濱崎:はい。色んなところからいらしてくれます。海外の作家さんが来日した際に、うちへ遊びに来てくださることもあるので、その時は向かいにあるお蕎麦屋さんへ連れて行ったりもします。

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