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Ettone×Rol3ert鼎談。「考えすぎる」自分の弱音を肯定し、次のステップへ進むまで

2026.9.18

Ettone “Stay”

#PR #MUSIC

「自分らしくありたい」という気持ちに寄り添う音楽ジャンル「LOOSE POPS」を掲げ、7人それぞれの「毎日」をポップに歌うEttone。英語と日本語を織り交ぜた歌詞をJ-POP由来のメロディーに乗せ、孤独や葛藤に寄り添う歌を世界へ届けるRol3ert。そんな両者が、新曲“STAY”で交わった。

Ettoneのプロデューサー・ALYSAが手がけた疾走感あふれるトラックを起点に、制作にはEttoneからchiharuとpiaが参加。「ここにいることしかできない。けれど、ここにはいたくない」――矛盾する感情を中心に、英語と日本語が交差し、走馬灯や青春、「青」のイメージが連なっていく。現在進行形のEttoneを記録したような一曲は、どのように生まれたのか。ムードボードから始まったコライトのプロセスと、矛盾する本音を言葉にし、楽曲へと昇華することで3人の内側に起きた変化を聞いた。

英語の感覚と、日本語の繊細な感情。3人のルーツが交わる場所

―まず、今回のコラボレーションが実現した経緯から聞かせてください。

Rol3ert:最初の接点は、EttoneのプロデューサーであるALYSAさんと、僕が同じコライトキャンプに参加していたことです。そのときはお話しできなかったんですけど、お互いの存在は知っていて。しばらくして、Ettoneの次のプロジェクトで組む候補として僕の名前を挙げてくれた方がいて。それをきっかけにALYSAさんから連絡をいただき、セッションすることになりました。

―Rol3ertさんは、当時Ettoneにどんな印象を持っていましたか?

Rol3ert:当時はまだ2、3曲しかリリースされていなかったんです。しかも曲ごとにスタイルが違っていたので、どういうグループなのか簡単には輪郭をつかめなかった。だから最初は、すごくミステリアスに感じてました。でも、あとから知っていくうちに、ジャンルに縛られないことや、「アイドルではない」という立ち位置そのものが、Ettoneの良さとして表れているんだなと思うようになりました。

(写真左から)pia、chiharu
Ettone(エトネ)
ALYSAがLabel Head / Executive Producerを務める、クリエイティブレーベルO21(オートゥーワン)から生まれた7人組クリエイティブガールグループ。彼女たちが掲げる音楽ジャンルは、「自分らしくありたい」という感情に寄り添う「LOOSE POPS」。anri, chiharu, koyuki, mirano, pia, shion, yuzuki、それぞれが表現者として制作に深く関わり、個人の記憶や経験を持ち寄り、ハーモニーとしてひとつの物語に編み直していく。音楽制作では、ALYSAが世界各地のトップクリエイターや日本国内の優れたアーティストたちとコラボレーションを重ねながら、Ettoneのメンバー自身も作曲やクリエイティブに参加し、国やジャンルの枠を越えたサウンドを共に構築している。Rol3ertがコライトに参加した5thデジタルシングル“STAY”が8月19日にリリースされた。

―逆に、piaさんとchiharuさんは、Rol3ertさんの音楽にどんな印象を持っていましたか?

pia:もう、どタイプの曲ばかりでした。聴きながら「全部好きだ。これは一緒に制作するのが楽しみだな」と思っていて。Rol3ertさんと制作すると聞いた日にトラックも聴かせていただいたのですが、2人で「これは熱い!」とすごく盛り上がりました。

chiharu:私も、聴いた瞬間に「うわあ!」と気持ちが上がるような、すごくワクワクする音楽だと思いました。会う前は曲だけを聴いていたので、実際にはどんな方なのか分からなかったので、制作をずっと楽しみにしていました。

―Ettoneのメンバーから、今回piaさんとchiharuさんが制作に参加したのは、どういう理由だったのでしょうか。

pia:ALYSAさんに選んでいただきました。オーストラリアで育った私は、英語や海外の音楽的な感覚をRol3ertさんと共有できる。一方、chiharuは、日本語の繊細なニュアンスや個人的な感情を歌詞にできる。そうした役割のバランスを考えて、この2人を選んでくれたのだと思います。

Rol3ert:僕が普段作る音楽とpiaちゃんのバックグラウンドが重なると、言葉やサウンドが自然と海外のポップスに近い方向へ進むと思うんです。そこにchiharuちゃんが入ることで、日本語でしか表せない私的な感情を曲の中心に置ける。そのバランスを考えての人選だったんじゃないかな。

Rol3ert(ロバート)
2005年、アメリカ生まれ。2歳から日本で育ち、2025年1月に楽曲“meaning”でソロアーティストとして本格始動。主に英語詞を用いたグローバルな視点の楽曲を発信し、注目を集める新世代シンガーソングライター。活動開始直後から異例のスピードで躍進し、2025年には『FUJI ROCK FESTIVAL ’25』や『SWEET LOVE SHOWER』などの大型フェスへ次々と出演。さらに2026年には、Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise 2026」への選出や、「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」でのラジオ特別賞受賞を果たす。『SUMMER SONIC 2026』の出演ステージにて、自身初となる1stフルアルバム『meet me in my head』を2026年10月21日にリリースすることを発表。

アニメ、走馬灯、青春。ムードボードを起点としたコライト

―新曲“STAY”は、具体的にどのようなやり取りからスタートしたのでしょうか。

chiharu:ALYSAさん、Rol3ertさんとセッションする前に、まずpiaと2人でムードボード(※)を作りました。ALYSAさんが制作したトラックを聴いて浮かんだ言葉やイメージを出し合い、写真も集めて。お互いに「それいいね」と感じたものを拾い、2日ほどかけて資料にまとめました。

※ムードボード:デザインの方向性や世界観を視覚的に共有するためのコラージュ資料。

pia:この時点では、歌詞のテーマまで決まっていたわけではありません。あくまで、曲につながりそうな「種」を集めた段階でした。それをセッションへ持っていき、話を深掘りしてもらいながら、何を曲の核にするかを見つけていきました。

(左から)Rol3ert、pia、chiharu

―音だけでなく、視覚的なイメージから世界観を共有していくのは面白いですね。ムードボードには、具体的にどのようなイメージを入れたのでしょうか?

pia:初めてトラックを聴いたときは、keshiさんのようなR&Bアーティストが歌っていそうな、かなり洋楽寄りの印象を受けました。そのままトップラインを乗せると、さらに洋楽的な曲になるだろうなと。だからこそ、どうすれば日本的な感覚を重ねられるかを考えたんです。

その一方で、トラックには強い疾走感があって、誰かが走っているようにも感じました。私はスポーツアニメが大好きなんです。部活動に打ち込む感覚は、日本の青春像と深く結びついていると思っていて。私は日本の高校に通っていなかったので、そういう青春について書くことで、自分も日本で青春を経験しているような気持ちになれるかもしれない。そんな思いから、「アニメ」「走る」「青春」といった言葉を入れました。

pia

chiharu:私はトラックを聴いて、最初に「走馬灯」という言葉が浮かびました。それを軸に、馬の写真も入れて(笑)。そこからペガサスへと連想を広げ、光や幻想的な写真も集めました。私もサウンドに疾走感を感じていたので、当時の自分の心情と重ねながら、言葉同士のつながりを考えすぎず、浮かんだものをできるだけ多く書き出しました。

Rol3ert:僕一人では思いつかない「アニメ」「走馬灯」「青春」という言葉や、独創的な写真があって新鮮でした。「この音から2人にはこういうものが見えているんだ」と知れたこと自体が学びでしたね。

chiharu

―セッションは、どのように進めたのでしょうか。

Rol3ert:僕が事前にトップラインのスケッチを書いて持っていき、みんなで揉みながら変えていって。サビは事前に決め切れなかったので、その場で相談しながら作りました。

そもそもALYSAさんのトラックは、自分では絶対に作らないタイプのものだったんです。でも、むしろそれがすごくうれしくて。

―普段作らないタイプのトラックにトップラインを乗せる難しさはありませんでしたか?

Rol3ert:意外と経験の少ないジャンルの方がやりやすい場合もあります。よく研究してきたジャンルは選択肢が多すぎて、何を出すかが難しい。でも、初めてに近いジャンルのトラックなら選択肢が少ないぶん、出せるものがある程度決まっているんです。今回も、合わせようとするより、自分の声やメロディーの癖が素直に出た。「自然由来のRol3ert」が出たんだと思います(笑)。

―piaさんとchiharuさんは、Rol3ertさんのトップラインを初めて聴いたとき、どう感じましたか?

pia:聴いた瞬間「これはやばい!」と思って、一気にテンションが上がりました。同時に、これをどうEttoneの曲にしていくのか、その先の景色が少し見えた気がして、すごくワクワクしました。

chiharu:ふっと歌い始めたときの歌い回しやメロディーが、Rol3ertさんにしか出せない雰囲気で、「まさにRol3ertさんだ!」と思いました。

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