多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科による『多摩美シアタープロジェクト びびび』の第2弾公演『大工』が、9月11日(金)から13日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホールで上演される。
『多摩美シアタープロジェクト びびび』は、「上演芸術の最前線で活躍するアーティストが教員である」という同大学の特徴を活かし、学生がひとつのカンパニーとなって舞台作品を上演するプロジェクト。糸井幸之介が作・演出・音楽を務め2025年に上演された『アートマーザー』に続く今回は、劇団ままごとの主宰であり同大学准教授の柴幸男が作・演出を担当する。
『大工』は、柴が2017年に同大学の1期生に向けて書き下ろした群像劇。ベートーベンの“交響曲第9番”をすべてかけきる大胆な構成となり、「第九」に「大工」を重ね、誰もが住む家、国民が住む国家という、「家」にまつわる物語が描かれる。さらに今回の上演では、新たなテーマとして「家族の破壊と再生」が再設定される。
同公演ではドラマトゥルクを野上絹代(FAIFAI)、応援団長を糸井幸之介が務めるほか、振付・出演として近藤良平(コンドルズ)が参加。オーディション選抜の学生キャスト、コンペ選出の学生プランナー、スタッフワークを担う学生など、総勢約80名のカンパニーで作品に挑む。
チケットは現在一般発売中。また、柴からのコメントも公開されている。

柴幸男 コメント
『大工』は若者たちのために書いた作品です。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科の一期生に向けて書きました。若い演劇人たちのあふれるエネルギーを引き出し、借り受け、注ぎ込むための作品でした。当時のキーワードは家族、国家、そして震災。ベートーヴェンの交響曲第九番をまるごとかけきる作品の構想は、もともとあったもの。第九という巨大な調べに『大工』を重ねる。その閃き/思いつきを最後まで貫き通した作品です。これまでの自分では描けないような大きな物語になったと自負しています。そして今。昨年はじまった「びびび」の流れに背中を押され、再び、この作品を書き直し上演したいと思いました。今回は、大きな物語の中に「家族の破壊と再生」という、今の自分にとってのテーマを再設定してみます。世界も、演劇も、私自身も、大きく変わりました。それでも若者たちのエネルギーは、変わらないように感じます。仕上がりは上々です。びりびりするような彼らの声とエネルギーを、ぜひ浴びに来てください。
柴幸男
多摩美シアタープロジェクト びびびvol.2『大工』


◯日程
2026年9月11日(金)〜13日(日)
9月11日(金)19:00
9月12日(土)13:00*/18:30
9月13日(日)13:00
受付・ロビー開場:開演45分前/開場:開演30分前 | 上演時間:110分程度を予定
*アフタートーク:
◯会場
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
〒338-8506 さいたま市中央区上峰3-15-1 | 048-858-5500(休館日を除く9:00~19:00)
◯料金
一般:4,500円
U25:3,500円
高校生以下:1,000円(一律)
シニア割引(65歳以上):各500円引き
障がい者割引:各1,000円引き
当日券:各500円増し
◯チケット
7/11(土)10:00発売
【事前精算】対象:一般・U25
・演劇最強論ing
・ローソンチケット
・チケットぴあ
【当日現金精算】対象:一般・U25・高校生以下・障がい者割引
・CoRichチケット
※本作品では一部のシーンで、災害の様子が描かれます。具体的な描写の有無については、創作状況を鑑みてあらためてご案内いたします。 ※未就学児入場不可。 ※各種割引チケットは証明書をご提示ください。 ※障がい者割引は介護者1名様も同一料金で承ります。フォームより2枚でお申し込みください。 ※入場整理番号付き自由席。 ※整理番号はご予約順に割り振られます。 ※開場時チケットに記載されている整理番号順にご入場いただきます。 ※事前精算チケットはクレジット決済またはコンビニ入金後事前発券が必要です。 ※ご予約の変更やチケットの再発行はできません。 ※車椅子でご来場の方はスペース確保のため事前にご連絡いただけますと幸いです。 ※開演時間を過ぎますとお席にご案内できない場合がございます。
◯クレジット
作・演出:柴幸男(ままごと)
ドラマトゥルク:野上絹代(FAIFAI)
応援団長:糸井幸之介
振付:近藤良平(コンドルズ)
出演:
近藤良平(コンドルズ)
荒木結心 石本こだま 池田麻美 一木海南江 岩波龍之介 上田柊斗
岡井ロレン 猿田雅子 鈴江花恋 鈴木ベニ 橘莉杏 田中我門 TEWO
飛松思映 原田昊希 廣瀬功作
オンステージ・スウィング:尾藤桃奈子 室田樹希
企画制作・主催:多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 研究室
◯お問い合わせ 多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 研究室 03-3702-1186(直通)
◯あらすじ
「俺が、全部、建ててやる!国という名の家、すなわち、国、家、だ!」
東の山から日が昇る時、家々を見下ろす棟梁は、大工たちに国家の建設を宣言する。そこへ迷い込む、親も名も家もない“犬”。一方、厄災の混乱の中、ある男は失った家族と家を取り戻そうとしていた。ベートーヴェンの音の歯車に導かれ、家に取り憑かれた人々の運命が交錯する。家とはなにか。家族とはなにか。人はなぜ集まって暮らすのか。歓喜の調べで家が建つ!
