映画『百円の恋』(2014年)の中国リメイク版『YOLO 百元の恋』が7月5日(金)より日本公開される。
『百円の恋』は主演の安藤サクラがボクシングに挑み、『日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞を受賞するなど、国内外あわせて通算21冠の映画賞を獲得し、異例のロングランヒットを記録。その『百円の恋』を中国で国民的人気を博すコメディアン兼俳優のジャー・リンが監督 / 主演を務め『热辣滚烫』(ルーラーグンタン)としてリメイクし、2024年2月に公開したところ、中国でリメイクされた日本映画の最高興行収入記録を大幅に更新した。最終興行収入は約35億元(約730億円)、アメリカを含む世界累計興行収入は約740億円を超え、中国のボクシング人口が増加するほどの社会現象となる大旋風を巻き起こしている中、日本でも邦題『YOLO 百元の恋』として緊急公開されることが決定。過酷なトレーニングシーンやデートシーン、人間ドラマが垣間見える場面カット13点も解禁された。













SNS「Weibo」のフォロワー数は1770万人を超え、中国の芸能人が最も出演したいと思う旧正月番組・CCTV(中央電視台)『春節聯歓晩会(春晩)』にこれまで8度出演をするなど、中国漫才や舞台喜劇などで大活躍しているジャー・リン。同作の公開により、興行収入100億元(2000億円以上)を超えた中国映画史上4人目の女性俳優となり、今や中国を代表するコメディアンの1人と言われている。
監督 / 脚本 / 主演に初挑戦した映画『你好,李煥英(原題)』(2021年)では、中国国内歴代2位の興行収入を記録し、全世界興行収入は約900億円の大ヒット。日本でも邦題『こんにちは、私のお母さん』(2022年)として公開された。
『YOLO 百元の恋』は、ジャー・リンが『百円の恋』の安藤サクラに感銘を受けたことを契機に、中国の映画会社が東映グループにリメイクのオファーをしたことにより制作が決定。彼女の強い意志と覚悟に加え、自身の強みでもあるコメディアンとしての才能を活かしてリメイクされた同作は、「自分を探して強くなっていく人間ドラマ」が描かれ、「最強のエンパワームービー」として心を熱くさせる作品に仕上がっている。また、制作においてジャー・リンは1年以上もメディアの前から姿を消し、40歳を超えながらも本編の撮影と並行して過酷なトレーニングを続けたことも話題となった。
邦題の「YOLO」はアメリカ公開時のタイトルでもあり、「You Only Live Once.」の頭文字を取った「人生は一度きり」という意味。作品を通して観客に伝えたかったメッセージにもなっている。
(あらすじ)
32歳、無職で実家に引きこもる筋金入りの怠け者ドゥ・ローイン(ジャー・リン)はある⽇、出戻りの妹と⼤喧嘩をし、とうとう家を出る⽻⽬に。偶然出会ったボクサーのハオ・クン(ライ・チァイン)に⼀⽬惚れし、ボクシングを始めることになったが、試合に負けたクンはジムを辞めて、ローインの前から姿を消してしまう。
「⼀度は勝ってみたい」何もかも失ったローインは、ボクシング⼤会への出場を決意するのだが……。
『YOLO 百元の恋』
監督・主演:ジャー・リン CAST:ジャー・リン、ライ・チァイン ほか
2024/中国/129分/5.1ch/シネマスコープ
原題:「热辣滚烫」(洋題:「YOLO」) 配給:東映ビデオ
公式HP:YOLO100gennokoi.com 公式X:@YOLO100gennokoi https://x.com/YOLO100gennokoi
公式ハッシュタグ:#YOLO百元の恋
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