『第77回カンヌ国際映画祭』の監督週間に正式出品されている『ナミビアの砂漠』のカンヌ版予告とポスタービジュアルが解禁。あわせて追加キャストが発表された。
19歳という若さで撮影、初監督した『あみこ』が高く評価され、『PFFアワード2017』観客賞を受賞した山中瑶子の本格的な長編第1作目となる同作。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだと感じている21歳の主人公・カナを、『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』など数々の作品に出演し、主演作『あんのこと』の公開も6月に控える河合優実が演じる。河合は、学生時代に『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったというエピソードがあり、今回念願の出演を果たした。
また、追加キャストとして、カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター・ハヤシ役に金子大地、カナの身の回りの世話を焼く同棲中の恋人・ホンダ役に寛一郎、さらに、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁が参加していることも明らかになった。発表に合わせ、金子と寛一郎からのコメントも到着した。
いつかご一緒したかった山中監督、そして河合さんを始めとする素敵なキャスト、素晴らしいスタッフさんとこの作品が作れたこと、そしてその作品をカンヌで世界の方に観ていただけること、自分がどれだけ恵まれているかということをつくづく感じます。カンヌをきっかけに1人でも多くの方にこの作品を観ていただけるかと思うと興奮が醒めません。自分にとって大切なこの作品が多くの人に届きます様に。宜しくお願いします!
金子大地
生々しくシュールでシニカル、だけどチャーミング。監督、脚本、役者、スタッフの皆さんが素晴らしく。今までにあるようでなかった映画になっていると思います。そして嬉しいことに、この作品がカンヌ映画祭で上映されることが決まったとのこと。今日の日本の若者の恋愛観や物語の展開に、海外の皆さんがどう反応してくれるのか楽しみです。
寛一郎
解禁されたカンヌ版ポスターには、ピンクの背景にカナの後ろ姿が映っており、指紋のような模様で英題の『DESERT OF NAMIBIA』の文字が描かれている。カンヌ版予告編では、カナが疾走する姿や、弾けんばかりの笑顔など、爆発寸前のエネルギーが映し出されている。
『ナミビアの砂漠』は2024年に公開予定。『第77回カンヌ国際映画祭』は、現地時間5月14日(火)から25日(土)にかけてフランス・カンヌで開催され、山中、河合、金子、寛一郎が出席する。
『ナミビアの砂漠』
2024年公開予定
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子
プロデューサー:小西啓介、小川真司、山田真史、鈴木徳至
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト:happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X(旧Twitter):@namibia_movie