手島将彦による書籍『アーティスト・クリエイターの心の相談室 創作活動の不安とつきあう』が、4月22日(月)に福村出版から刊行される。
長年にわたり専門学校でカウンセラーを務め、精神科医・本田秀夫との共著『なぜアーティストは生きづらいのか?~個性的すぎる才能の活かし方』や『なぜアーティストは壊れやすいのか?~音楽業界から学ぶカウンセリング入門』を刊行してきた産業カウンセラーの手島。
書籍では、現代のアーティスト / クリエイターやその志望者が直面する不安やストレスを「創作活動の悩み」「ビジネスと現場の悩み」「メンタルや自分の特性の悩み」「社会や人間関係・ジェンダーに関する悩み」「周囲の人の悩み」の5つに分類。「良い作品を作るためには、精神的な苦しみやメンタルの不調は必要?」「自分がやりたいこととビジネスとのバランスが難しい」「眠れなくて活動に支障が出ている」「インターネット上で誹謗中傷を受ける」といった具体的な悩みに、手島が洞察とアドバイスを論じた内容となっている。
『アーティスト・クリエイターの心の相談室 創作活動の不安とつきあう』
はじめに
第1部創作活動の悩み
・良い作品を作るためには、精神的な苦しみやメンタルの不調は必要?
・自分の作品や活動が思ったような評価を得られない
・先の見通しが立たず不安
・メンバーとの話し合いが難しくストレスを感じる
・自分の意見をうまく言えない
・こだわりすぎて作業が終わらない
・スランプに陥っている
・固まったイメージを維持し続けるのが辛い
・生活と創作活動のバランスが取れない
第2部 ビジネスと現場の悩み
・自分がやりたいこととビジネスとのバランスが難しい
・関わる人の数が多すぎる
・想像以上に労働時間が過酷だった
・ツアーがしんどい
・燃え尽き症候群になってしまった
・ストーカー行為に悩まされている
・インターネット上で誹謗中傷を受ける
第3部 メンタルや自分の特性の悩み
・精神科に行くのに抵抗がある
・眠れなくて活動に支障が出ている
・テンションが高すぎて心配
・幻覚・妄想がある
・人前に立つのが不安
・臨機応変な人間関係が苦手
・遅刻・物忘れが多い・スケジュール管理が苦手
・吃音がある
・特定の場所や状況で話せなくなる
・アルコールのせいで活動に支障が出ている
Interlude 1 「医学モデル」「社会モデル」「文化モデル」
第4部 社会や人間関係・ジェンダーに関する悩み
・「○○歳までに△△しなければ・達成しなければ」
・すぐ他人と比べて落ち込んでしまう
・周囲の人から「もっと大人になれ」と言われる
・容姿に自信が持てない
・ジェンダーギャップが気になる
・月経が辛い
・周囲にLGBTQに関する理解がない
・ハラスメントで困っている
Interlude 2 ダイバーシティ
第5部 周囲の人の悩み
・自傷行為の痕を見つけた
・メンバーが「死にたい」と言う
・身近な人が死んでしまった
・何事もネガティブに考えているように見える
・陰謀論にハマってしまった
おわりに
出版社 : 福村出版 (2024/4/22)
発売日 : 2024/4/22
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 280ページ
ISBN-10 : 4571241127
ISBN-13 : 978-4571241123
寸法 : 21 x 14.8 x 1.7 cm