『マティス 自由なフォルム』展が2024年2月14日(水)から5月27日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。
アンリ・マティスは、自然に忠実な色彩から解放された大胆な表現が特徴の「フォーヴィスム(野獣派)」の中心的な存在として知られ、「色彩の魔術師」とも呼ばれるフランス出身の画家。1954年に84歳で没するまでの晩年には、さまざまな色が塗られた紙をハサミで切り取る「切り紙絵」を精力的に制作している。
同展はマティスの切り紙絵に焦点を当てた日本初の展覧会で、その重要なコレクションを所蔵するフランスのニース市マティス美術館が全面協力。4×8メートルの巨大な切り紙絵作品『花と果実』や、切り紙絵を応用し室内装飾や司祭服がデザインされたニース郊外のヴァニスに建つロザリオ礼拝堂を体感できる空間のほか、絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイルなど約150点余が展示される。

©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez

©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez

館蔵 ©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez

©Succession H. Matisse Photo: François Fernandez