『倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙』が11月18日(土)から2024年1月28日(日)まで、東京・砧公園の世田谷美術館で開催される。
倉俣史朗は、飲食店や服飾店の店舗デザイン、独創的な家具などを手がけたデザイナー。従来の家具やインテリアデザインの世界では用いられなかったアクリル、ガラス、建材用のアルミなどの工業素材を用いたことでも世界的な注目を集めた。
1991年の急逝から30年を超えて行われる同展では、これまで公開される機会の少なかった資料も含めて倉俣の業績を回顧。株式会社三愛に所属していた時期から、年代を4パートに区切って、テーマごとに晩年までの作品が展示される。そのほか、愛蔵の書籍とレコード、制作の背景となる夢日記やイメージスケッチ、倉俣による言葉も紹介される。
日時指定券は11月1日(水)よりetixで販売開始。なお、同展は2024年に富山県美術館と京都国立近代美術館での巡回も予定されている。