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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

「BUTABACO」オーナーの富澤怜央は、食への恩返しをしたくて飲食業界に飛び込んだ

2025.8.23

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

7月29日は、「MOUNTAIN RESEARCH」の内田隆法さんからの紹介で、三鷹にある自家製ソーセージとハンバーガーのお店「BUTABACO」オーナーの富澤怜央さんが登場。飲食業界で働き始めたきっかけや、「BUTABACO」の人気メニューなどについて伺いました。

オーストラリアでのワーホリや、イタリアンでの修行を経て自分の店を持った

Celeina(MC):「BUTABACO」はインパクトがある名前ですが、どんなお店なんですか?

富澤:三鷹駅から徒歩5分くらいのところに、小さい飲み屋が連なっている横丁のようなエリアがあるんですが、そこで自家製ソーセージとハンバーガーのお店をやっています。

タカノ(MC):お店をオープンされるまでは何をされていたんですか?

富澤:トヨタで車の整備士を5年ほどやっていました。

タカノ:では、ガラッと職種が変わったんですね。何かきっかけがあったんですか?

富澤:もともと「5年で辞める」と言って働き始めたんです。あとは、単純にお金がなくなって、1度栄養失調で倒れてしまったことがあって。今までは整備士として車を直す仕事をしていたので、次は何かを作る仕事をしたいなと思っていたのと、栄養失調になった際に食にお世話になったので恩返ししたいなという気持ちがあって、次は飲食を頑張ってみようという感じで始めました。

Celeina:もともとお料理は得意だったんですか?

富澤:特に得意ではなかったです。1人暮らしでちょっと作るレベルでした。ただ、もともと技術職だったので、「料理は練習すればいつかできるようになるだろう」という生意気な考えがあったんです(笑)。

Celeina:でも手先が器用じゃないとできないという点では、整備士と料理はちょっと近いかもしれないですね。

富澤:飲食業界に入った時の最初のお店のオーナーが、キャベツとレタスの違いもわからないくらい全く料理ができない人で。でも、毎日30〜40人ぐらいお客さんが入って、パンパンになるような居酒屋だったんですよ。それがちょっと不思議で面白いなと思って、2週間くらい連続でお店に行って、勝手に洗い物を手伝ったりしていたら「もう明日から給料払うから来い」と採用してもらえたんです。

Celeina:飛び込みで採用されることがあるんですね! もともと常連さんだったんですか?

富澤:常連とかではなかったんですが、オーナーが、知り合いの知り合いくらいの方でした。

タカノ:その後、海外にも行かれていますよね?

富澤:言葉が通じない人と仲良くなれたら、飲食業においてもいいスキルになるんじゃないかと思って、新婚旅行も兼ねてワーキングホリデーでオーストラリアに行きました。

Celeina:すごくスイートですね! 新婚旅行にワーキングホリデーって結構長くないですか?

富澤:2年ほど滞在していました。オーストラリアではバンを買って、その中にベッドやキッチンなんかを全部詰め込んだんです。それで移動しながらキャンプ生活をして、時に畑で働いたりしながら暮らしていましたね。

Celeina:さらに帰国後はまた飲食店で修行をしていたんだとか。こちらはイタリアンのお店だったんですか?

富澤:そうですね。独立志望もあったので、経営のことや料理をちゃんと学びたくて、イタリアンのお店で働いていました。でも、会社の中で分裂が起きちゃって、料理長が自分と違うお店に行ってしまったんですよ。なので、結局また独学の道がスタートするんですが、そのイタリアンのお店では色々なことをやらせてもらったので、今に活きていることは沢山あります。

お店に出すとすぐになくなる人気メニューは、実家の島唐辛子を練り込んだソーセージ

Celeina:今は自家製ソーセージとハンバーガーのお店をやられていますが、どんな経緯があって、ハンバーガーとソーセージにたどり着いたんですか?

富澤:1番最初は、ステーキの端材をメニューに取り入れられないか、という試行錯誤から始まりました。あれこれ試していくうちに、どんどんソーセージとハンバーガーの世界に魅了されて、のめり込んでしまったんです。

タカノ:お店を三鷹で始められた理由はなんだったんですか?

富澤:もともとは吉祥寺で働いていたんですよ。ただ、吉祥寺は家賃が高いので、隣駅の三鷹を始め、他のところで物件を探すことにしました。今のお店は、この後紹介させていただく、山本研二という友達が紹介してくれた物件なんです。

タカノ:今、「BUTABACO」のInstagramでメニューを見させていただいているんですが、めっちゃ美味しそうですよ。

Celeina:プルドポークバーガーとか、すごく美味しそうですよね。山盛りのお肉が乗っています。

富澤:プルドポークは、塊肉のまま、6〜10時間かけてゆっくり火入れをして、それを引き裂くんです。オリジナルのBBQソースと和えて、牛肉のパティの上にトッピングするというわんぱくなハンバーガーです。

タカノ:肉×肉のコラボですね! お腹が空いてきてしまいます。

Celeina:プルドポークバーガーはあまりどこでも食べられるものじゃないですし、肉のパティと一緒にというのは聞いたことがないので、食べてみたいですね。あとソーセージについても聞きたいんですが、どんな味があるんですか?

富澤:ソーセージはかなり自由に色々な種類の味を用意しています。最近は作れていないんですが、石垣島にある実家の畑で育てている島唐辛子を練り込んだソーセージがめちゃくちゃ美味しいですね。作ったらすぐなくなってしまう、1番人気のメニューです。

八重山そばの店「遊鷹」や、キッチンカー「Guerrilla Hotdog Tokyo」も営む

タカノ:先ほど石垣島という話もありましたが、沖縄そばのお店「遊鷹(ゆたか)」も経営されているんですよね。

富澤:「BUTABACO」の斜め前にあるんですが、八重山そばの立ち飲み屋みたいな小さなお店をやっています。店名は、三鷹の遊び場ということで、遊ぶに三鷹の「鷹」を組み合わせて、「遊鷹」にしました。

Celeina:八重山そばは、沖縄そばの1種ですか?

富澤:そうですね。「沖縄そば」は総称で、ソーキが乗っていたら「ソーキそば」だし、三枚肉がのっていたら「三枚肉そば」になります。シンプルな八重山そばは、沖縄そばよりも麺がもうちょっと細くて、かまぼこと豚肉の細切りとネギが乗っているんです。

Celeina:美味しそうですね。「BUTABACO」でハンバーガーを食べてお酒を飲んで、締めに八重山そばを食べたいです。さらに、最近はキッチンカーも始められて、DIYのトラックで「Guerrilla Hotdog Tokyo」というお店もスタートされたんだとか。これからもお店を広げていきたいといった展望があったりするんですか?

富澤:店舗を増やしたいとはあまり思っていないんですが、「Guerrilla Hotdog Tokyo」はキッチンカーなので、自分が行きたいロケーションで営業できたらなと思っています。

Celeina:「Guerrilla Hotdog Tokyo」のSNSをチェックしていただければ、リスナーの皆さんのお家の近くに来る日があるかもしれないですね。さあ、「FIST BUMP」はグータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達をご紹介していただいています。先ほど少しお名前が出ましたが、改めてどんな方をご紹介していただけるか、伺ってもいいですか?

富澤:「三鷹のやまちゃん」店主の、山本研二さんをご紹介します。

Celeina:明日は山本研二さんに繋ぎたいと思います。「FIST BUMP」、今日お迎えしたのは、三鷹にある自家製ソーセージとハンバーガーのお店「BUTABACO」オーナーの富澤怜央さんでした。ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann

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