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レコードショップ「pianola records」の國友洋平は、ニッチな音楽との出会いを提供する

2024.8.31

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月12日は、ミュージシャンで映像作家のバナナさんからの紹介で、下北沢のレコードショップ「pianola records」の國友洋平さんが登場。ニッチなレコードを集めたお店の魅力や、設立したレーベルで行っているプロジェクトについて伺いました。

ニッチな音楽を集めた「pianola records」

Celeina(MC):昨日出演していただいたバナナさんから、國友さんとのおもしろい出会いを伺いました。

國友:僕がDJコレクティブの音楽レーベルをやっていまして、バナナさんもその一員なんです。最初に出会ったのは、僕がHMVで働いているときなんですが、レコードの買取をしているときにやばいレコードばっかり持ってくるような人がいたんです。受付票を書いてもらうんですけど、名前を覚えちゃって。その後にクラブに行って「最近やばいレコードばっかり持ってくるん人がいるんですよね」という話をしていたら本人がそこにいたんです(笑)。そこから仲良くなりました。

タカノ(MC):昨日もお話しをしていたんですけれども、なかなかマニアックな視点をバナナさんは持っていました。そのご紹介で國友さんにもお越しいただきましたが、先ほどもお話されていたようにCDショップで勤務されてから、2020年に「pianola records」をオープンされたということで。お店の名前にはどんな意味が込められているんですか?

國友:「pianola」というのは、オルゴールとか自動演奏ピアノのような自動演奏楽器の総称なんです。これをDJの名前にしてずっと活動していたので、お店にもこの名前をつけました。

タカノ:オルゴールのレコード専門店ではないんですよね?

國友:違いますね。もちろんそういったレコードも置いていますけど。

タカノ:お写真を拝見したんですけれども、すごく居心地が良さそうですね。写真を見ただけで行きたくなりました。

國友:ありがとうございます。

Celeina:お店にはどんな特徴があるんですか?

國友:下北沢ってたくさんレコード店があるので、そういったお店と同じことやっちゃ駄目だと思っていて。他のお店が扱わないようなジャンルとジャンルの狭間というか、形容し難い音楽を集めています。

タカノ:例えばどんなものがありますか?

國友:ストレートなポップスとか、ソウル、ジャズみたいなものをあえて外してマイナーな音楽に注目したり、有名だけど実は聴いたことがないようなものに注目したりしてお店に置いています。

タカノ:そんな知られざる音楽のレコードを置いている理由はなんですか?

國友:知らない音楽ってただ街を歩いていても、そこら辺に転がっているんです。その知られざる音楽というのは個人で違うと思うんですけど、僕はその出会いを提供したいんです。普段の生活だと、出会ったとしても通り過ぎてしまうので、出会いを導いて、最高の1枚を買ってもらいたいと思っています。

タカノ:お店に行ったら國友さんと相談しながら購入することも可能ですか?

國友:もちろんです。なんでも聞いてください。

Celeina:そう言っていただけると嬉しいですね。初めましてのレコードショップに足を踏み入れるときって、ちょっと緊張するんですよね。

タカノ:選び方が分からなかったりとかね。

國友:昔はもっと怖かったですよ。お店がアパートの1️室だったりしました。

タカノ:そうそう。重たいドアを開けて入ったり。

國友:靴を脱いだりもして。

Celeina:靴も脱ぐ!?

國友:そういうところもありました。店主のおじさんが腕を組んで見ていたり。

Celeina:そうなんですね。先輩方はもっと厳しい門をくぐられて来たんですね。

國友:そういうのは古き良き文化ですけど、なるべくしないようにしています。

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