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ギター流しのパリなかやまが魅了される、予定調和のない飲み屋での一期一会の時間

2024.5.22

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

1月2日は、ギター流しのパリなかやまさんが登場。「流し」としての活動方法や、「流し」の歴史のほか、ご自身が設立した団体「平成流し組合」や、流しの3団体で作った「全日本流し協会」などについて伺いました。

飲食店でリクエストに応えて演奏して回る「流し」というスタイル

Celeina(MC):今日、番組からの推薦でお迎えしたのは、ギター流しのパリなかやまさんです。

タカノ(MC):そもそも流しとは、どういった活動をされているのでしょうか?

パリ:僕もはっきりと分かっていないですが、流しというのは、夜に飲み屋さんなどへやってきて、お客さんのリクエストに応えて演奏する人です。昭和の時代からあって、ギターやアコーディオン、バイオリンでの弾き語り演奏が伝統的みたいですね。

Celeina:パリなかやまさんはギターで弾き語りをされていらっしゃるそうですね。普段はどのあたりで活動をされているんですか?

パリ:僕は、亀戸にある亀戸横丁で流しを始めて、2008年からずっと恵比寿の恵比寿横丁でお世話になっています。そこでも活動をしつつ、吉祥寺のハーモニカ横丁や溝の口にある玉井という飲み屋さんのグループなど、いろいろな場所へ行っています。

Celeina:どのくらいの頻度で活動されているのでしょうか?

パリ:週に4回ですが、多ければ5、6回行くこともあります。

タカノ:僕は流しのシステムが気になっていて。流しってゲリラ的に始まるイメージがありますが、どのような形態になっているのですか?

パリ:ゲリラでやることもできなくはないと思いますが、僕らは事前にお店へ許可を取っています。流しがお店の宣伝をしたり、お店を盛り上げたりすることで、僕たちもお店側もお互いにとってwin-winになるようにやっています。ゲリラでは、ほとんどうまくいかないことが多いですね。ただ、お客さんにとってはゲリラ的に始まる感覚があると思います。

タカノ:たしかに、突然弾き語りが始まるから。でもお客さんもすごくテンションが上がりますよね。しかも、リクエストに答えていただけるということで。

Celeina:パリさんは、曲のレパートリーをどのぐらいお持ちですか?

パリ:今は、公称2000曲くらいと言っています。

タカノ:2000曲も! 例えば、どんな曲がありますか?

パリ:年齢層によりますが、すべての世代が知っていて、スタンダードなのは、スピッツさんやサザンオールスターズさん、松任谷由実さんですね。全世代の人が大好きだから、1日に何度も歌ったりもします。

Celeina:ちなみに、流しとして行くお店は、1晩で1軒だけなのでしょうか? それとも何軒か回られたりするんですか?

パリ:多い日は、1つのエリアに十数店舗あるので、サーキットして色んなお店を回ります。リクエストをいただいたお店で演奏したら、次のお店へ行く感じですね。

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