メインコンテンツまでスキップ
NEWS EVENT SPECIAL SERIES

BREIMEN高木祥太が新作に「鏡」を掲げた理由。「曲は自分にとって手鏡」

2026.11.2

SAPPORO BEER OTOAJITO

#PR #OTHER

BREIMENの高木祥太(Ba,Vo)が、メジャーデビュー後の変化や最近注目するミュージシャン、ニューアルバム『MEN in the mirror』に込めた思いを語った。

高木が登場したのは、10月17日(土)放送のJ-WAVE『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。

メジャーデビューで変わった「周りの安心感」

(写真左から)BREIMEN 高木祥太、番組ナビゲーターのクリス・ペプラー

高木祥太は1995年生まれ、神奈川県出身。フラメンコギタリストの父とフルート奏者の母という音楽一家で育ち、2015年にBREIMENの前身バンドを結成。インディーレーベルでの活動を経て、2024年にメジャーデビューを果たした。『SAPPORO BEER OTOAJITO』には2023年以来、3年ぶりの登場となった。
【関連記事】「ベース演奏の楽しさ」をどこに感じる? BREIMEN・高木祥太が語る

クリス:インディーからメジャーに移ってどうですか?
 
高木:今ってメジャーから出そうが、インディーから出そうが、どっちがどうとかってあんまりないとは思うので、「あんまり変わってないよ」と言っていました。ただ、親戚は「メジャーデビューしているらしい」というのと「バンドやっているらしい」というのは、評価が変わるみたいです。うちの場合、音楽一家なのでそこはあんまり関係ないんですけど、どちらかというとメンバーの親戚とかが、「ちゃんとやっているんだ、この人たち」みたいな。周りがちょっと安心するというのが、メジャーデビューで一番デカいんじゃないかなともはや思っています。
 
クリス:メジャーデビューって安定した生活が送れているイメージなんでしょうね。
 
高木:本当にまったく関係ないですけど、そういうものなんでしょうね。
 
クリス:母体がしっかりしているねって感じだよね。
 
高木:そういうことですね(笑)。

高木祥太(Ba,Vo)

以前はTENDREやTempalayなどのサポートも務めていた高木。ここ2年ほどは、BREIMENに集中するため仕事を減らしているという。

高木:何か言われたとかもまったくなく、単純に一時期忙しすぎて、1日3ライブみたいな日もありました。端的に言えば、誰かの後ろで弾くことにちょっとだけ飽きたというか。あと、この1、2年はSOIL&”PIMP”SESSIONSの丈青さんと一緒にやったり、インストのジャズファンクをいっぱいやっていて。それは自分のルーツというか、BREIMENを始める前にやっていたことなんです。
 
クリス:もともとジャズなんだ。
 
高木:ジャズファンクですかね。原点回帰して、ベーシストとしての自分を顧みる期間が、僕的には楽しいっていうのもあります。今はBREIMENと、ベース的に元来楽しかったもの。このふたつで今の音楽のバロメーターとしては整っているなっていうフェーズです。

注目ベーシストに感じる希望と絶望

最近、注目しているベーシストとして高木が挙げたのは、ブラジル出身のムニール・ホッスン。Instagramで彼の演奏を知ったという。

高木:すさまじくって。リー・リトナーのバックとかも最近やっていたりして、テクニカルのベクトルが、ブラジルという土地柄なのかファンキーだし、クセがある。単純に速いとかテクニカルとかじゃなくて、独特な方言とかタイム感とかがある。強いて言えば、リチャード・ボナとかの文脈の人だと思います。
 
クリス:聴いたときに、ちょっとボナっぽいなと。
 
高木:そう、現代版ボナみたいな。ボナに失礼になっちゃうけど。
 
クリス:このムニール・ホッスンから、取り入れたい要素はあるのかな。
 
高木:僕はベースボーカルで、けっこう難しいんです。特に指弾きのベースボーカルはめっちゃ難しくて。自分で作った曲でも、レコーディングのときは歌とベースは別々にやるので、いざ一緒にやると「めちゃくちゃむずいわ」って思ったりします。そういうときにこの人の動画を見ると、「いけるんだな」「限界ないんだ」って。練習すれば本当はできるんだろうなという希望もあり、絶望もあり(笑)。でも、練習をしたらできるから、やっぱり大事なんだなと。

ナビゲーターのクリス・ペプラー

ベーシスト以外で注目しているアーティストについてクリスが尋ねると、高木はニューヨークのブルックリンを拠点に活動するImaginary Tricksを挙げた。

高木:Instagramでギターを弾いて、変なループを作っているおじさんがいて。僕、全然この人が何者なのかわかっていないんです。
 
クリス:初めて名前を聞いた。
 
高木:おそらくユニットか何かをやっているみたいで、僕が認識しているのはギターの人がひとりで変なループを作っている映像がめっちゃあるんです。それこそ今年のフジロックに出たAngine de Poitrineじゃないですけど、本当の意味のオルタナティブというか。今のオルタナティブな感じ。ここまでに形成された音楽のひとつの気持ちのいいフォーマットだよねというところから、今のテクニカルだったり技術が発展した語法を持ってそこから脱却しようとしている人たち。

高木:(Imaginary TricksもAngine de Poitrineも)いきなりジャズセッションに放り込んでも、その文脈のなかでも発揮できると思うんですよ。そういうものを通ったうえで出しているっていう。今って、山にこもっていきなり世に出てくるみたいなミュージシャンってなかなか無理だと思うんですよ。時代的に情報がいろいろあるし。次に何かから脱するには、いろんな情報やフォーマットを知って、それもできたうえで脱却しないとだなと思いました。この人はそれを体現している。変なんですよ、めっちゃ。

完璧なアルバムは「陰影はあるけど全部光っている」

「完璧なアルバム」として高木が選んだのは、マイケル・ジャクソンの『Off the Wall』(1979年)。ベースを始めたころ、収録曲をコピーしていたという。

https://open.spotify.com/album/2ZytN2cY4Zjrr9ukb2rqTP?si=6LSv0PiBT4296wvDkRw27A

高木:マイケルがクインシー(・ジョーンズ)と組んで最初の作品だったと思うんですけど、クインシーってジャズミュージシャンじゃないですか。そのジャズの要素とマイケルのシンガーとしての特異性、シンガーソングライターとしてのポップさ、あとベースはルイス・ジョンソンで、ミュージシャンも半端ないじゃないですか。ポップミュージックのおいしいところが全部入っている。陰影はあるけど全部光っている、みたいなアルバムだなって。1曲目のオープニング感、始まった感から、途中の“Girlfriend”とかミドルテンポの曲まで、この10曲で全部があるんじゃないかな。そういう観点で完璧なんじゃないかなと思います。
 
クリス:この時代のマイケルの存在感も、自分はすごく好きなのかもしれない。
 
高木:やっぱりそういうのって音にも内包されるじゃないですか。自信がまだ100ではない感じとかがいいというか。
 
クリス:これから行くぜ、みたいな。
 
高木:めちゃくちゃいいアルバムだと思います。

最新回の聴取はこちら

聴取はこちらから:https://www.j-wave.co.jp/rl/?hTSeARZ6

「曲って自分にとって手鏡だな、自分を投影しているなと思って」(高木)

BREIMENは11月25日(水)に5枚目のアルバム『MEN in the mirror』をリリースする。

クリス:なんで『MEN in the mirror』なの?
 
高木:人間はそもそも多面的だし、かつ、年齢を重ねて、自分が自分を前よりも俯瞰で見られるようになった分、自分がそんなに変えているつもりはなかったけど、自分はここからはこういう見られ方をして、みたいな。見る人の角度によって自分は違うものにいくらでもなると思いました。書いていた曲を並べてみると、曲って自分にとって手鏡だな、自分を投影しているなと思って、「鏡」というモチーフが出てきました。そこにBREIMENの名前にある「MEN」もそうだし、「面構え」みたいなところが腑に落ちて。あと、マイケル・ジャクソンの“Man in the Mirror”をちょっともじって遊んでいる感も俺らっぽいなと思って、そんな経緯でつけましたね。

また、10月14日(水)にはアルバムからの“さよならリバー”が先行配信された。

https://youtu.be/v-1IBKD1vUw?si=TJB0ir1rh0OCD82y

高木:デモを作ったのが、30歳になるギリギリのタイミングでした。20代の記憶があるうちにその時代のことを書きたい、30歳になるまでにこの曲を書かなきゃって自分に課して作りました。作ってみたらみんな「いいね」ってなって、ちょっと温めましょうかとラグはありました。旧体制のBREIMENで最初に出した曲が、美空ひばりさんの“川の流れのように”のカバーだったんですよ。それもあって、川というモチーフです。
 
クリス:なるほど。
 
高木:アレンジ面に関しては、最初のイントロがそうなんですけど、メンバー全員の最初の1音が重なってコードになるみたいな作りにしています。俺の思う日本らしいいい音楽と、自分たちの持つ踊れる音楽のどっちもを「がっちゃんこ」できたら俺ららしさがあるし、俺らとしてもちょっと新しい楽曲ができるんじゃないかなと思ってアレンジしました。

BREIMENは6月から東京・笹塚ボウルで月例の無料ライブ企画『GACHI』を開催している。

さらに、2027年1月16日(土)には東京・Zepp Shinjukuで『BREIMEN 5th Album Release LIVE “TOKYO in the mirror”』を開催する。

J-WAVE『SAPPORO BEER OTOAJITO』

毎週土曜18:00〜
ナビゲーター:クリス・ペプラー
番組の公式サイトには、過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
https://www.j-wave.co.jp/rl/?hTSeARZ6

・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週土曜18時から。

番組では、ゲストがビールに合う“おみや”を紹介。高木はクリームチーズいぶりがっこを持参し、ビールとともに楽しんだ。

BREIMEN出演『exPoP!!!!!再会 2026』

日程:2026年11月15日(日)
時間:13:00〜21:40
※リストバンド交換は11:00〜 Spotify O-EAST 1Fエントランスにて
※O-EASTは12:00開場、他会場はそれぞれ本番開始の30分前に開場
会場:Spotify O-nest、Spotify O-EAST、Spotify O-west、duo MUSIC EXCHANGE、clubasia、WOMB LIVE、7th FLOOR(全7会場)
料金:一般前売り 8,500円 / U23割 4,000円
https://expopfes.jp/2026/

出演者:サニーデイ・サービス、踊ってばかりの国、Peterparker69、BREIMEN、maya ongaku、w.o.d.、DAMONS YEAR(South Korea)、Laura day romance、DYGL、さらさ (Band Set)、スカート、崎山蒼志、luv、KOTORI、downt、シャッポ、Khaki、えんぷてい、リュックと添い寝ごはん、北村蕗、梅井美咲、SATOH、Le Makeup、Skaai、Cwondo、Gateballers、Guiba、幽体コミュニケーションズ、iVy、タデクイ、Trooper Salute、ハシリコミーズ、すなお、リュベンス、山本大斗、HUGEN、大石晴子、ゆっきゅん、古山菜の花ともののけ音楽団、岩崎桃子財団、Meg Bonus、ผ้าอ้อม99999、SYAYOS、Oo

後援:J-WAVE
主催・企画:NiEW
制作:シブヤテレビジョン / FUJI RIVER

RECOMMEND

NiEW’S PLAYLIST

編集部がオススメする音楽を随時更新中🆕

時代の機微に反応し、新しい選択肢を提示してくれるアーティストを紹介するプレイリスト「NiEW Best Music」。

有名無名やジャンル、国境を問わず、NiEW編集部がオススメする音楽を随時更新しています。

EVENTS