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世界的なオーケストラと共演する指揮者の坂入健司郎が語るオーケストラ・クラシックの魅力

2023.5.8

#MUSIC

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月19日は、Sumally代表の山本憲資さんからの紹介で、指揮者の坂入健司郎さんが出演。1988年生まれ、13歳ではじめて指揮台に立ち、2008年に20歳で東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成、世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がけている坂入さんに、プロの指揮者になるまでの練習や勉強、オーケストラやクラシックの魅力などについて伺いました。

一緒にやろうっていう雰囲気にどうやってするかが、指揮者として大変なポイント

タカノ(MC):坂入さん、笑顔が素敵で。そして、所作が美しくて。

坂入:ありがとうございます(笑)。

Celeina(MC):指揮者の雰囲気が。

タカノ:先ほど、ペンを持った状態でジェスチャーをしてたときに僕、見えちゃいました、バックにオーケストラが(笑)。そんな坂入さんですが、既に幼稚園の時には指揮者になりたいと思っていたと。早いですね。

坂入:クラシックのCDを聴いたら違う演奏、例えば、“運命”で違う演奏を聴いたら、僕はこういう風にしたいみたいなことを幼稚園のときから言ってたみたいで。

タカノ:早くから、違いが。そもそも分かるものなんだっていうところですけど。指揮者になるためには、どんな練習や勉強が必要になってくるんですか?

坂入:まず、ピアノやオーケストラにある楽器を練習したりですね。僕はチェロを弾いてたんですけれども、トランペットやフルートを吹いてみたり、パーカッションをやってみたり。あとは、譜面を読める、演奏や指揮をする作曲家の研究みたいなことが一番の最初の勉強かなと。

タカノ:幅広いですね。

坂入:そうですね。全てのことを知っていた方がいいので。例えば、弦楽器奏者の弓の運びの都合などで音楽はいろいろ変わっていくので、そういうことを全部、知っておくということと。そういうのが派生していくと、楽譜や作曲家の研究だけではなく、オーケストラとどうコミュニケーションを取るか、雰囲気を良くした方が良い音楽が流れるんじゃないかとか。全てにおいて、いろんなことを考えるという癖がつくようになると思います。

Celeina:音楽に対するナレッジとか技術だけじゃなくて、人対人のコミュニケーションも熟知しておかないといけないんですね。

坂入:それは僕、チェロを弾いてて気づいたんですけど、こういうふうにしたいって指揮者がひとりよがりになってしまったら、多分みんなテンション下がりますよね。一緒にやろうっていう雰囲気にどうやってするかが、指揮者としてはとても大変だと思います。もちろん厳しい指揮者もいるんです。怒ったり怒鳴ったりする指揮者もいるんですけど、この人ならついていきたいと思うような魅力がある職業っていうのが、指揮者だと思いますね。

タカノ:人生とか人柄と密着してるような。

坂入:そうですね、とても密着してると思います。

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