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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

ビヨンセ『COWBOY CARTER』――「アメリカ音楽」を再定義する広大な80分間の旅

2024.4.3

#MUSIC

「アメリカの音楽」を再定義する

アルバムは”AMEN”で幕を閉じる

Say a prayer for what has been(過ぎ去ったことに祈りを捧げよう)

We’ll be the ones that purify our Fathers’ sins(父祖の罪を清めるのは我々だ)

American Requiem(アメリカン・レクイエム)

Them old ideas (Yeah) are buried here (Yeah)(古い思想はここに埋められた)

Amen (Amen)(アーメン)

”AMEN”

先人達の作品に愛と祈りを、古い思想には中指を。キャリアを通じてビヨンセが体現してきた思想だ。長い間固定概念に支配されてきたカントリーミュージックに対するリスペクトを示し、様々な人種や性別の人々の貢献を讃える。

アルバムは、逆再生のような演出で、1曲目に巻き戻される。それは、間違った歴史をやり直し、過去から現在へ受け継がれた音楽を終わらせない意思の表明ともとれる。

Nothing really ends(何も終わらない)

For things to stay the same, they have to change again(同じであるためには また変わらなくてはいけない)

Hello, my old friend(やあ、旧友よ)

”AMERIICAN REQUIEM”

カントリーのみならず、母国の音楽そのものを再定義しようと試みるビヨンセ。私たちは彼女が手綱を握る白馬の後ろに乗り、アメリカ音楽をたどる旅をする。3部作のAct Ⅲとなる次作ではどこに連れて行ってくれるのだろうか?

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