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ファン歴32年。編集者・熊谷洋平が語る、強くて弱いスワローズの魅力

2023.9.25

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
8月14日週は、神宮球場正面エリアで実施した公開生放送『マイナビ Swallows Summer Night Festival』を盛り上げるべく、ヤクルトファンで繋がる友達の輪をお送りしました。8月14日は幼稚園の年少だった6歳の頃からスワローズ一筋の編集者、熊谷洋平さんが登場。秋田で生まれ育ったにもかかわらずスワローズファンになったきっかけ、32年間応援し続けるスワローズの魅力について伺いました。

6歳の少年を虜にしたスワローズ

Celeina(MC):熊谷さんは、普段は編集者として雑誌のお仕事をされているんですよね?

熊谷:はい。

Celeina:今でも神宮球場に行かれるんですか?

熊谷:そうですね。会社が神宮球場の近くにあるので、試合開始の午後6時には間に合わなくても、仕事を終えてから遅れて試合観戦をスタートさせるというか。エクストリーム出社じゃないですけど、仕事終わりの夜を充実させてくれる場所です。

タカノ(MC):その距離感いいですね。今年は何回くらい行かれましたか?

熊谷:今年はちょっと少なくて7回ぐらい。自分としては不本意というか、もう少し行きたいですね。

Celeina:1年間だとどれくらい見に行きますか?

熊谷:1年間に144試合があって、その半分ぐらいがホームの試合で。それの何分の1かという感じです。

タカノ:やっぱりヤクルトがずっと好きで、しかもその立地条件だから行きやすいっていうのもあって。

Celeina:もしかして職場を選ばれた理由も?

熊谷:そうではないです(笑)。ただ職場からのアクセスがいいので嬉しいですけどね。

Celeina:嬉しいですよね。偶然ということで。

タカノ:プロフィールでは6歳の頃からヤクルトファンということですけど、きっかけは何だったんですか?

熊谷:野村克也監督はご存知ですか? ノムさんって呼ばれていた名監督なんですけど。

タカノ:はい。

熊谷:ノムさんが監督の頃からファンで。さかのぼること1992年なんですけど、幼稚園が終わって2時ぐらいに家に帰ってテレビをつけると、当時はデーゲームで日本シリーズが開催されていて、青がチームカラーのヤクルトが強かったんですよ。あと、当時は今よりもプロ野球選手がバラエティー番組とかに出ていた時代で、面白かったんですよね。クリスタルキングの名曲”大都会”を今の髙津臣吾監督がアフロのかつらを被って熱唱していたりとか。チームは強いし選手は面白いし、チームカラーが青ということで、少年心をくすぐられて今に至る感じです。

タカノ:選手だったり監督だったりの人柄やキャラクターも入口だったんですね。

熊谷:そうですね。今に至るまでチームがアットホームで面白くて明るくて、見ていて元気をもらえるので非常に魅力的ですね。

タカノ:熊谷さんのご出身は秋田なんですよね。初の神宮球場はいつだったんですか?

熊谷:しっかりとは覚えてないですけど、小学校に入ってすぐくらいだったと思います。夏に東京に家族旅行で来て、3泊4日くらいの旅行が多かったんですけど、夜は毎晩神宮球場に野球を見に行くプランで。

Celeina:ヤクルトファンになったのは、ご両親のアシストもあったんですか?

熊谷:英才教育はなくて。父親も兄も別のチームを応援していたので、親がヤクルトファンに仕向けたわけではなく、自主的にヤクルトを応援し始めたんです。今思えばちょっと不思議なんですけど。

Celeina:じゃあ熊谷さんの発信で家族みんなヤクルトファンになったんですか?

熊谷:そうではなくて、母親は贔屓のチームがない中立な立場だったので僕に付き合ってくれて、兄は巨人ファンなんですけど僕に付き合ってくれて。

タカノ:いい家族ですね。

応援しながら一緒に生きている

Celeina:今日もヤクルトスワローズのユニフォームでお越しいただいております。これは誰のユニフォームですか?

熊谷:ヤクルトが誇る1番打者の塩見選手のユニフォームになります。塩見選手がサイクルヒットを達成したのを記念して発売されたオリジナルユニフォームで。

タカノ:結構レアな?

熊谷:そうですね。

タカノ:背中に塩見選手の刺繍が入っていて。

熊谷:ひょうきんな塩見選手のプリントもあって。

タカノ:高級感がありますね。

熊谷:そうですね。ワッペンもいいですね。

Celeina:素敵です。他にも応援グッズをいろいろと持ってきていただいて。

熊谷:はい。やっぱり(ファンには定番の応援グッズとして)欠かせない傘。今ではいろんなバリエーションの傘が出ていて、これは開くとヘルメット型なんです。

タカノ:可愛い!

Celeina:これは現行のものですか?

熊谷:これは2021年に優勝したときの記念の傘なので、限定品ですね。この(一般的な傘よりも小さい)サイズが重要なんです。野球を見に行く予定がないときもリュックに忍ばせて仕事に行って、そのまま野球観戦に行くこともあるので。

Celeina:常備しているんですね。

熊谷:ユニフォームと傘はリュックに常備するっていうのがヤクルトファンの嗜みですね。

Celeina:我々もこの傘を差していかないとですよ。こちらのグッズは?

熊谷:これは(球団マスコットの)つば九郎とチームカラーがあしらわれたメガホンですね。いろんなデザインがあるんですけど、息子がつば九郎が好きなので。これもコンパクトなリュックに入るサイズです。

タカノ:音を鳴らしてみてもらってもいいですか?

(メガホンを叩く音)

タカノ:いいですね〜。

熊谷:野球場を感じます。

タカノ:先週水曜日に行った時にみんな持っていましたね。スワローズの魅力をもう少し聞きたいのですが。

熊谷:スワローズの魅力は、強くて弱いところですね。

タカノ:強くて弱い?

熊谷:僕はファン歴が今年で32年目になるんですけど、見始めたときは常勝チームだったんです。その後、結構起伏がありまして。強い時期もあれば弱い時期もあって、人生を重ねるじゃないですけど、いいときもあれば悪いときもあるっていうのが、応援しながら一緒に生きている感じがして、「人生そういうときもあるよな」と思ったりしますね。だから「これからも一緒に歩んでいきたいな」と思わせてくれるところがヤクルトの魅力です。

タカノ:素敵です。試合が面白くなる見方も知りたいです。

Celeina:知りたい。

熊谷:神宮球場の魅力をちょっとお伝えしたいんですけど。

タカノ:ぜひぜひ。

熊谷:外野から入ってスタンドまで抜ける道があるんですけど、スタンドに入る時に視界が開ける瞬間があって。神宮球場は屋外球場なので、その瞬間グラウンドと同時に東京の景色がブワーっと広がるんですよ。特に夕焼けが綺麗な今の時期は、野球を知らない方でもすごいと思ってもらえるんじゃないかなと思います。

タカノ:空の色がタイムリーに変わるのを見られたりとか、奥の方にビル群があったりとか。

熊谷:はい。ロケーションが最高ですね。

タカノ:知っておいてほしい選手はいますか?

熊谷:僕が今ユニフォームを着ている塩見泰隆選手です。ヤクルトの1番バッターなんですけど、登場曲が競馬のGⅠファンファーレなんです(スタメン先頭打者時のみ)。

(ファンファーレが流れる)

Celeina:これですね。

熊谷:競馬ファンはもちろんですけど、競馬ファンじゃなくても、これが流れると「試合が始まるぞ!」っていう気合いが入ります。

Celeina:このファンファーレが流れ出した瞬間に、こころなしか熊谷さんが笑顔になられたような(笑)。

熊谷:思わず反応してしまいました(笑)。

タカノ:聞いていただいているヤクルトファンの皆さんも「来た!」となっているかもしれないですね。

熊谷:わかっていただけると思います。

タカノ:他にもいますか?

熊谷:石川雅規選手です。僕が秋田出身ということで同郷なんです。今年43歳の大ベテランで、長い間ヤクルトを支えてくれているピッチャーなんですけど、今年も選手とファンを鼓舞するようなピッチングを見せてくれています。あと、通算200勝という過去24人しか達成していない大記録まであと15勝に迫っているので(9月21日時点)、1年でも長く現役を続けてほしいなと思って応援しています。

タカノ:あと15勝。注目ですね。まだまだお話を聞きたいのですが、ここで1曲。熊谷さんにこの時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?

熊谷:はい。ヤクルトが誇る主砲、村上宗隆選手の第4打席の登場曲、あいみょんさんで”愛を知るまでは”。

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