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NEWS EVENT SPECIAL SERIES
Stronger Than Pride

カメラマン桑島智輝との対話。共通言語のなさが生むコミュニケーションの深さ

2024.9.26

#MUSIC

「高校のときに電気グルーヴのコピーバンドやってたんですよ」(桑島)

―桑島さんは音楽家に惚れ込んで写真を撮るというのは初めての経験だったんですよね。

桑島:商業写真を中心にやってきたんで、自発的に作品を撮るっていうのはあんまりやってこなかったんですよ。だからすごく楽しかったんですよね、100%マジで撮りたいものを撮れるのって幸せだなぁって。しかも超好きなバンドのライブを最前線で観れるワケじゃないですか。

加藤:それからもかなりの頻度でライブを撮ってくれて、苫小牧にも来てくれて。

―桑島さんから見た苫小牧の印象はいかがでしたか。

桑島:言い方は悪いんですけど、さびれちゃってる部分に惹かれたんですよ。俺、地元が岡山なんですけど、岡山は綺麗に整理されちゃってるんですよね。北海道は雪降るじゃないですか、それでメンテナンスしてる余裕がないというか、ある種の自然的なところに惹かれましたね。

―岡山にいた頃はライブハウスとか行ってました?

桑島:俺、高校のときに電気グルーヴのコピーバンドやってたんですよ。「中国人」ってバンドで、メンバーが僕と、サカモトリュウイチって奴と、土建屋の息子の3人で。対バンがジュディマリ、ピストルズ、ルナシー、電気っていうコピバンイベントがあって、土建屋の息子とピストルズのベースのヤツがめちゃくちゃ仲悪くて、毎回一触即発だった。

加藤:電気とピストルズが喧嘩(笑)。

―これは一度加藤くんに聞いてみたかったんですけど、環境と音楽ってどのくらい関係あると思います? たとえば北海道のバンドだと北海道っぽいとかよく言われたりするじゃないですか。

加藤:正直よくわかんないですよね。北海道って無茶苦茶広いじゃないですか、ブッチャーズ(bloodthirsty butchers)の吉村さんっぽいとか言われても、あの人見てるの日本海だけど俺太平洋なんだよな、みたいな。でも山形のフェス行ったとき、ブッチャーズのドラムの小松さんにライブ終わった後、吉村さんみたいだったって言われて。この人に言われるんだったらまぁしょうがねーかみたいな(笑)。

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