12月27日(金)より全国公開される映画『私にふさわしいホテル』のポスターと本予告が解禁になり、奇妙礼太郎が主題歌を務めることがあわせて発表された。
同作は、新人賞を受賞したにもかかわらず、大御所作家・東十条宗典の横槍のせいで日の目を見ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島佳代子が、周囲の力を借りながら、自身の実力と奇抜なアイデアで権威としがらみにまみれた文学界をのし上がっていくストーリー。『ナイルパーチの女子会』で2015年に山本周五郎賞を受賞した柚木麻子の同名小説が原作となっている。主人公の中島佳代子をのんが、東十条宗典を滝藤賢一が、加代子の大学の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄を田中圭が演じるほか、田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美なども共演に名前を連ねていることで話題を呼んでいた。
解禁されたポスタービジュアルでは、満面の笑みを見せる加代子、苦悶の表情で加代子を追いかける東十条、そんな二人に意味深な視線を送る遠藤の三者三様の姿と切り取られたもの。加代子が憧れ、多くの文豪たちが愛した山の上ホテルの外観のイラストや、手書きの原稿、シャンパンなど、劇中で重要となるモチーフがあしらわれている。
本予告編の映像は、「男尊女卑クソじじい!」と睨みつける主人公・加代子の憤りを感じさせるシーンで幕を開け、東十条の書評により、報われない新人作家となった加代子の辛酸をなめる日々からの脱却の決意とその模様が描かれている。東十条の仕事部屋に乗り込み、原稿にシャンパンをかける暴挙や他人のフリをして東十条のお金で豪遊、しまいには東十条の家庭崩壊までを目論見む加代子の支離滅裂な行動はすべて、「作家として活躍する」という夢を叶えるため。「本当の才能を生かす方法を思いついた」と大学の先輩で編集者の遠藤は何かを企み、加代子も「もちのろんです!」と決意を新たにする。「しがらみだらけの文学界を舞台に文壇下剋上が始まる」というナレーションと共に「私ひとりで出来レースを覆しますから!」と宿敵・東十条とひいては文学界へ挑む加代子の姿を映している。
また、本予告編の映像では奇妙礼太郎が担当した主題歌”夢暴ダンス”も使用されている。同楽曲は、奇妙礼太郎BANDでバンドマスターを務める中込陽大と共同制作され、奇妙本人が詞曲を担当、BANDメンバーとレコーディングが行われたもの。本予告編公開にあわせて奇妙礼太郎からのコメントも寄せられている。
抑えきれない衝動を爆発させ続ける主人公。
奇妙礼太郎 コメント
いろんなものが吹き飛んだ後、奥に人を感じるというか、まっすぐに飛んでくる物があって、しばらく動けない。
『私にふさわしいホテル』
のん
田中圭 滝藤賢一
田中みな実 服部樹咲 髙石あかり / 橋本愛
橘ケンチ(EXILE) 光石研 若村麻由美
監督:堤幸彦
原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』(新潮文庫刊)
脚本:川尻恵太 音楽:野崎良太(Jazztronik)
主題歌:奇妙礼太郎「夢暴ダンス」(ビクターエンタテインメント)
製作幹事・制作プロダクション:murmur 配給: 日活/KDDI 企画協力:新潮社 特別協力:山の上ホテル
2024|日本|カラー|アメリカンビスタ│5.1ch|98分│G
(C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
公式HP:watahote-movie.com
公式X&Instagram:@wands_movie
2024年12月27日(金)全国ロードショー
【物語】
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。
この恨み、晴らさでおくべきか――。そう決意しながら憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは・・・なんと東十条だった! 大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる。だがここからが加代子の更なる不遇と試練の始まりだった……。加代子 VS 東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく!
果たして加代子は文壇に返り咲き、作家としての道を歩むことができるのか!?