渋谷陽一の遺作となる単行本『メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1972-1996/1997-2025』が、6月9日(火)に上下巻同時刊行される。
同書は渋谷の活動の根幹であり続けた「評論」に焦点を当て、53年におよぶ評論家人生から厳選された全280本の原稿を上下巻計1000ページで収録。上巻には初期の洋楽・映画評論など全95篇、下巻には国内外の音楽論や政治・美術評論など全195篇が収められている。
あとがきには、音楽評論家の大貫憲章と伊藤政則による対談を前後編にわたり掲載。さらに、生前親交の深かったサザンオールスターズ・桑田佳祐からの刊行に寄せたコメントも公開された。なお、発売日の6月9日は渋谷の75歳の誕生日となる。
桑田佳祐
70年代初期から、多様化するロック・ミュージックを的確に魅力的に、
且つ挑発的に言語化した人だった。
エンターテイメント業界の光と影、表と裏に、
いつも冷静で優しい眼差しを向けていた。あの甲高い声のトーン、挑みかかるような取材姿勢はいつも変わらない。
そして相手に敬意を払う姿勢も最後まで忘れなかった。
ロック・ミュージックを、幾つもの小さな曲がりくねった濁流から、
世間という大河の流れへと導いた渋谷陽一さんは、
「大衆文化」と「人」をこよなく愛する音楽ジャーナリストであり、
尊敬すべき最高の人物だった。
『メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1972-1996』 『メディアとしてのロックン・ロール 渋谷陽一評論集 1997-2025』


著者:渋谷陽一
発行:ロッキング・オン
発売日:2026年6月9日(火)
価格:各巻2,200円(税込)
判型:四六判 (上巻)512P/(下巻)504P
ISBN:(上巻)978-4-86052-141-7/(下巻)978-4-86052-142-4