3月28日(金)に日本公開される映画『エミリア・ペレス』(原題:Emilia Pérez)の日本版予告が解禁された。
同作は第77回カンヌ国際映画祭において女優賞と審査員賞をW受賞し、第82回ゴールデングローブ賞でも最多4部門を受賞。3月に発表される第97回アカデミー賞では最多12部門13ノミネート、「非英語映画」として歴代最多ノミネートの快挙を達成するとともに、主演のカルラ・ソフィア・ガスコンがトランスジェンダー女性として史上初のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。本当の自分になりたいと願い、女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた。
解禁された予告はメキシコを牛耳る最恐の麻薬王・マニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)と、優秀な才能をボスに利用され、不遇の日々を送る弁護士・リタ(ゾーイ・サルダナ)の衝撃的な出会いから幕を開ける。そこで告げられたのは「女性になりたい」というマニタスからの思いもよらない告白だった。長年抱えてきた切なる願いを叶えるため、リタの助力により死を偽装、妻・ジェシー(セレーナ・ゴメス)にも知らせずにこれまでの人生を葬ることに成功したマニタスは、「エミリア・ペレス」として極秘に新たな人生を踏み出す。そして静寂の日々もつかの間、エミリアは再びリタの前に姿を表し、「偽りの人生は終わった」「私らしくいきる」という言葉とともに、それからのストーリーを切り取った混沌のシークエンスが映し出されている。
『エミリア・ペレス』

2025年3月28日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開
監督・脚本:ジャック・オーディアール『君と歩く世界』『ゴールデン・リバー』『パリ13区』
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
制作:サンローラン プロダクション by アンソニー・ヴァカレロ
配給:ギャガ
原題:Emilia Pérez
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