第81回ベネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅⼦賞(最優秀監督賞)を受賞した『THE BRUTALIST』(原題)が、邦題を『ブルータリスト』として2025年2⽉21⽇(⾦)に⽇本公開されることが決定した。
第⼆次世界⼤戦下にホロコーストを⽣き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ⼈建築家ラースロー・トートの数奇な半⽣を215分で描く同作。すべてを奪われた建築家がアメリカンドリームに希望を抱き、移⺠として苦境にさらされながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた30年の壮大な人間ドラマとなっている。
主⼈公のラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』で第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを『博⼠と彼⼥のセオリー』で第87回アカデミー賞主演⼥優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、アメリカへ渡ったラースローの運命に⼤きな影響を与える⼤富豪ハリソンを『L.A.コンフィデンシャル』『メメント』などのガイ・ピアースが演じるほか、『憐れみの3章』のジョー・アルウィンや『トゥモローランド』のラフィー・キャシディなど、ハリウッドを牽引してきたベテラン実⼒派から注⽬の若⼿まで幅広い役者陣が顔を揃える。監督 / 脚本を務めたのは、2015年の初監督作『シークレット・オブ・モンスター』で第72回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門の監督賞などを受賞したブラディ・コーベット。
日本公開の決定に合わせ、特報映像と場面写真も解禁された。特報映像では、新天地アメリカに到着したラースロー・トートを待ち受ける数奇で壮⼤な⼈⽣の⼀端が、「ブルータリズム」を体現するようなスタイリッシュな映像で切り取られている。
『ブルータリスト』
監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ フェリシティ・ジョーンズ ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ラフィー・キャシディ
2024年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈/原題『THE BRUTALIST』/配給:パルコ ユニバーサル映画
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2025年2月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
<ストーリー>
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第⼆次世界⼤戦下のホロコーストから⽣き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい⽣活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、⺟国とは⽂化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が⽴ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは⼤きな困難と代償だったのだ――。