KERA CROSS第6弾『消失』が2025年1月18日(土)から東京・新宿の紀伊國屋サザンシアター、2月6日(木)から大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで開催される。
KERA CROSSは、劇作家 / 演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチがこれまでに発表した戯曲を、さまざまな演出家たちによって新たに創り上げる連続上演シリーズ。2019年にシアタークリエ5作連続上演シリーズとしてスタートした。2024年2月〜4月にシリーズラストとして上演された第5弾『骨と軽蔑』は、KERAによる新作書き下ろしで自らが演出を担当。宮沢りえをはじめとする7人の女優が出演し話題となった。そして5作品連続上演を経て、新たなシーズンとして2025年よりシリーズの継続が決定。その幕開けとして、河原雅彦の演出による『消失』が上演されることが発表されていた。
『消失』は、KERAが主宰する劇団ナイロン100℃の代表作のひとつとして知られる作品。とある時代のとある国に住む、はるか昔に両親に捨てられ互いに支え合って生きる兄弟と、クリスマスの夜に兄弟の家に集まった人間の「善意の掛け違い」を描いたディストピア作品。みのすけ、大倉孝二、犬山イヌコ、三宅弘城、松永玲子、八嶋智人のキャストで2004年に初演を迎え、2015年には同キャストでの再演を果たしたほか、現在に至るまで日本国内のさまざまなカンパニーにより上演され続けている。また、2017年から3度にわたって韓国版も上演された。
今回、演出を手がけるのは、演出家・河原雅彦。「笑いの要素を含みながらも、この世界の住人が抱えているジリジリとしているテイストがとても好きで。センシティブでやりがいのあるこの作品を選ばせてもらいました。力強いキャストとともに楽しく試行しながら魅力のある舞台の立ち上げを目指します」と演出への意気込みを示す河原が、2021年上演『カメレオンズ・リップ』、2022年上演『室温』に続いて、KERA作品3作目に挑む。
音楽には、東京事変やthe HIATUSのメンバーとして活躍する作曲家 / キーボーディストの伊澤一葉。KERA CROSS第3弾『カメレオンズ・リップ』以来、4年ぶりのKERA脚本かつ河原演出とのコラボレーションとなる。
キャストには、舞台 / 映像 / 音楽などのフィールドでも活躍する芸人・藤井隆、巧みな表現力で声優の枠を超え数々の舞台に出演し、KERA CROSSには『グッドバイ』に続いての出演となる入野自由、ニューヨークでの演劇留学を経て俳優としてのキャリアを着実に積み上げ続けている岡本圭人、『室温』『カメレオンズ・リップ』に続き3度目の河原演出のKERA作品出演を果たすお笑いコンビ・我が家の坪倉由幸、確かな演技力と華やかさで俳優のみならずバラエティでも活躍する佐藤仁美、舞台でも映像でも独自の存在感を示す実力派女優の猫背椿が名を連ねている。
チケットの一般発売は、大阪公演は11月16日(土)、東京公演は11月30日(土)のそれぞれ10時から。
KERA CROSS第六弾『消失』
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:河原雅彦
出演:
藤井 隆
入野自由
岡本圭人
坪倉由幸
佐藤仁美
猫背 椿
【東京公演】
2025年1月18日(土)~2月2日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
一般発売開始:2024年11月30日(土)10:00~
【大阪公演】
2025年2月6日(木)18:30/2月7日(金)13:00
サンケイホールブリーゼ
一般発売開始:2024年11月16日(土)10:00~
企画・製作:キューブ