舞台『ヴェニスの商人』の全キャスト情報と出演者コメントが公開された。
シェイクスピアによる歴史ある名作を森新太郎が演出し、現代のエンターテインメントとして上演する同作。草彅剛が高利貸し・シャイロックとして主演することをはじめ、これまで8名のキャスト情報がX(旧Twitter)やInstagramで明らかになっていた。
9月5日(木)に発表されたキャストは、春海四方、大山真志、青柳塁斗、石井雅登、冨永竜、田中穂先、天野勝仁、久礼悠介。また、草彅と森に加え、既に発表されている高潔な商人アントーニオ役・忍成修吾、アントーニオの親友バサーニオ役・野村周平、富豪の美女ポーシャ役・佐久間由衣、友人グラシアーノ役・大鶴佐助、ポーシャの侍女ネリッサ役・長井短、シャイロックの娘ジェシカ役・華優希、バサーニオらの友人ロレンゾー役・小澤竜心からのコメントも公開されている。
シャイロック役:草彅剛
《コメント》
今回、初めてシェイクスピアの作品に出演させていただきます。
『シャイロック』は今まで舞台で演じたことのないような役なので、
すごく緊張しています。
でも、演出の森新太郎さんをはじめ、共演者も初めての方が
多いので、気負わず、新鮮な気持ちで、この作品、この役に
挑みたいと思っています。
そして、僕自身も思いっきり、楽しみたいと思います!バサーニオ役:野村周平
《コメント》
これまでシェイクスピア作品のお話をいただいたことは何度かあったのですが、うまくタイミングなども合わず挑戦ができず残念でした。自分も歳を重ねて、 クラシックな音楽や歴史を好きになり、そのタイミングで今回のお話をいただき、 今の自分の興味や気持ち的にも、是非やらせていただきたいと感じ嬉しく思いました。自分としては約2年半ぶりの舞台、そして、初のシェイクスピア作品となるのですが、 シェイクスピア作品を見るのが初めての方も是非お越しいただけますと嬉しいです。ポーシャ役:佐久間由衣
《コメント》
まさか…自分がまた板の上に立たせていただく機会がもらえるとは夢にも思っていませんでした。それも森新太郎さんが演出されるシェイクスピア作品ということで、今からブルブル震えています。お話をいただいたのは、初めての舞台「てにあまる」を終え、改めて舞台人に対する敬意と、自分の未熟さを再認識していた頃のことでした。ポーシャという役と共に自分が成長できたらいいなという想い、そして素晴らしいキャストの皆様とお芝居させていただく贅沢さを胸に、足を引っ張らぬよう必死に食らいついていきたいと思います。グラシアーノ役:大鶴佐助
《コメント》
シェイクスピア、森新太郎、松岡和子、このタッグにまた参加できることを嬉しく思います。自分は森さんの創作現場がとても好きなので今回も「ヴェニスの商人」をどう組み立てるのか、または壊すのか、そこに自分がどう飛び込むかとても楽しみです。バラエティ豊かな共演者の皆様と、どうこの作品に挑むのか今から楽しみでなりません。ネリッサ役:長井短
《コメント》
念願のシェイクスピア…!遂にやらせて頂けるのですね?!っと胸がいっぱいです。「いにしえ」という言葉を調べると「思い出すという行為の堆積」という説明が出てきます。自分は誰かの思い出、その地層である、などと考えながら、稽古初日が待ちきれません。よろしくお願いします!ジェシカ役:華優希
《コメント》
芝居をやっていく上で、シェイクスピア作品に出ることは一つの夢だったので、今回挑戦できることを大変嬉しく思うと同時に、正直ドキドキしています。課題はたくさんあると思いますが、シェイクスピアの世界独自の言葉を深く噛み砕いた上で、観てくださる皆様に伝えられるように一生懸命励みたいと思います。今回ご一緒させていただく、森さんがどのように作品を作り上げていかれるのかを、近くで経験し勉強させていただけることもとても楽しみです。よろしくお願いいたします。ロレンゾー役:小澤竜心
《コメント》
有名なシェイクスピアの作品に出演することができ、とても嬉しいです。「ヴェニスの商人」は、様々な感じ方で楽しめる作品です。僕が演じるロレンゾーの恋模様がストーリーにどう影響するのかも面白いポイントだなと思います。主演の草彅剛さん、演出の森新太郎さんはじめ、キャスト・スタッフの皆様。そして、お客様とこの作品を楽しんでいきます。よろしくお願い致します!アントーニオ役:忍成修吾
《コメント》
去年「シャイロックの子供たち」という映画に参加して、「ヴェニスの商人」が劇中で演じられていたのが印象に残っていました。それから1年、今回は自分が演じる方に回るなんて不思議なご縁を感じます。初のシェイクスピア作品で今から緊張と楽しみが入り混じった状態です。お久しぶりの森新太郎さん、そして草彅さんをはじめ魅力的な俳優陣の方々とご一緒出来る事をとても光栄に思います。古典ですが現代にも通じるものがある「ヴェニスの商人」、どうぞお楽しみに。演出:森新太郎
《コメント》
シェイクスピアがこの作品を発表した当時、ロンドンの観客にとってヴェニスはまさに憧れの地でした。海洋貿易によって経済的繁栄の絶頂にあった、活気あふれる、美しき水の都。ロマンティックな恋愛喜劇が繰り広げられるのに、これほどふさわしい場所はありませんでした。しかし、物語は実にメランコリックな台詞から始まります。「まったく、どうしてこう気が滅入るのかな……。」この息苦しさの正体は何なのか、美しき水の都にはどんな“腐臭”が漂っているのか、演出家としてまずはそこを掘り下げていけたらと思っています。今の時代に重なる『ヴェニスの商人』になれば良いのですが。この一大事業に、力のある俳優陣が揃いました。特に草彅さんがシャイロックを演じられるのは、私にとっても事件でしかありません。シェイクスピア劇の新たな地平へ一歩踏み込めるのではないかと、心臓がバンバン高鳴っております。
公演は12月6日(金)から22日(日)まで東京・神宮外苑の日本青年館ホール、26日(木)から29日(日)まで京都の京都劇場、2025年1月6日(月)から10日(金)まで愛知・名古屋の御園座で開催。チケットの一般発売は10月に予定されている。
『ヴェニスの商人』
脚本 ウィリアム・シェイクスピア
訳 松岡和子
演出 森新太郎
出演 草彅剛
野村周平 佐久間由衣 大鶴佐助 長井短 華優希 小澤竜心 忍成修吾
春海四方 大山真志 青柳塁斗 石井雅登 冨永竜 田中穂先
天野勝仁 久礼悠介
スタッフ
美術 松井るみ
照明 佐藤啓
音響 けんのき敦
衣裳 有村淳
ヘアメイク 岡田智江
音楽 落合崇史
演出助手 守屋由貴
舞台監督 澁谷壽久
【東京公演】 日本青年館ホール:2024年12月6日(金)~22日(日)
【京都公演】 京都劇場:2024年12月26日(木)~29日(日)
【愛知公演】 御園座:2025年1月6日(月)~10日(金)
【チケット料金】S席 ¥13,000/A席 ¥9,500/車イス席 ¥13,000(税込・全席指定)
※一般発売は、10月予定です。
※チケット情報に関しての詳細は、公式ホームページでご確認ください。
【主催】TBS / CULEN
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